私もそうでしたが、自己肯定感が低い人は人からほめていただいても、なかなか素直に受け取れません。自分がそのように思っていませんから、当然と言えば当然です。

例えば、「辻本さんて、優しいですね」と言われても「そんなことありません」と思ってしまいます。でも、これはとてももったいないことです。

皆さん、今からこの考え方を変えていきませんか。自分では思えなくても、友人がおべんちゃらでもない限り「優しいですね」と思ってくれていることは100%事実です。たとえ自分がマイナスに見ていても、親友は正しく見てくれているのです。自己判断よりは正確でしょう。折角ですから受け取らないのは失礼です。「ありがとうございます」と素直に返してみてください。

ほめ言葉と受け取ると、その言葉はさらに向上します。ほめ言葉を素直に受け取りにくい人が抱える理由がもう一つあります。ほめられると調子に乗って、有頂天になって失敗するのではないかと恐れているのです。

私もそうでしたが小さい時にほめてもらった→素直に受け取る→調子に乗って油断する→失敗して、落ち込むというサイクルを何回か体験すると、「ほめられたら調子に乗って失敗するのでは」と思ってしまいます。

でも、皆さんは調子に乗ったらダメであることも、十分理解しているはずです。それで調子に乗って失敗することを恐れて、ほめ言葉を受け取らないのは本末転倒。素直に受け取ってみてください。本当のことですから。

自分をほめることは、心を安定させて、未来に向かっていくエネルギーを高めます。あなたは「すごい方」です。そこは自信を持ってください。

でも、100点満点ではありません。課題も反省点もあります。つまり「GOOD」ですが「BEST」ではありません。ここから「BEST」に近づきたいという気持ちが、これからの原動力にもなります。まだまだ発展途上であることを、忘れないでくださいね! 

まとめ

自分の今を「非承認」「無視」ではなく、しっかり「承認」してあげてください。