「結婚＝女の幸せ」じゃない。6年以上にわたる婚活記録、解禁！

前史

「はじめに」でも述べましたが、私は恋愛とは無縁の学生生活を送りました。山口県のド田舎に生まれ育ち、小学校、中学校は一クラスで、20人ほど。九年間ほとんど同じメンバーでした。デブ、ブス、ネクラの私はいつも自分に自信がなく、クラスメイトとも必要以上に話しませんでした。

当然、男子との関わりは皆無。動かず食べてばかりいたので、中学二年生のときに、体重は約70キロに。さすがにマズイと思った私は、ダイエットを開始。食事制限とランニングを地道に行い、一年間で約20キロの減量に成功しました。しかし、クラスメイトとの関係に特に変化はありませんでした。「デブ」ではなくなったものの、彼らからしてみれば、「地味」という私のイメージはそう簡単には変わらなかったからです。時すでに遅し……。

高校生になり、「友達をたくさん作るぞ！」と意気込んだ私。しかし、友達の作り方が分からず、入学早々に失敗してしまいます。クラス替えがなかった高校でも、男子との関わりは皆無でまたしても、地味な三年間を送りました。

クラスはあまり面白くなかったのですが、部活動はめっちゃ楽しかった。部員数が少なく私と同じ学年はいなかったので、後輩とよく遊んでいました。その中に少数ですが男子もいましたが、私は男子も女子も「仲間」という感覚だったので、恋愛対象としては考えられませんでした。それなりに楽しかったけど、高校でも、結局恋愛デビューは叶いませんでした。

そして、大学入学。夢のキャンパスライフです。「今度こそ友達をたくさん作るぞ！」と意気込んだ私ですが、またしても入学早々に失敗。高校、大学と同じ失敗をしました。「あの子可愛い！　友達になりたい！」と思った女の子に話しかける→反応がイマイチで落ち込む→意欲をなくす→その間にグループが出来上がり、取り残される、というパターンでした。

結局、今までと同じように、基本的に一人で行動し必要以上にクラスメイトと関わらない、という生活になってしまいました。一人暮らしを始めたのですが、最初の数ヶ月はホームシックがひどく、毎週末実家に帰っていました。大学でもクラスはあまり面白くなかったのですが、サークルはめっちゃ楽しかった。帰宅が深夜になることもしばしば。メンバーでしょっちゅうご飯を食べに行ったりしていました。