人生が順風満帆の時、私たちは自分を省みることはほとんどありません。しかし人間は辛いことや悲しいことが起こると、この苦しみから抜け出すために「自分を変えたい」「成長しないといけない」と思うのではないでしょうか。例えば「今の生き方には問題があるのでは?」「この考え方が成功を妨げているのでは?」等、これまでの自分に疑問をぶつけていきます。このように人間は暗闇の中で「出口」を探すために思考しますが、その後の対応は2つに分かれます。

まずは「放置する、あきらめる」というパターン。

問題解決することは難しいので「確かに辛いけど、答えがわからないからまあええか」「これまでも何とかなったから、これからも何とかなるだろう」と放置してしまう人が多いのではないでしょうか。今更慣れ親しんできたこの性格を変えるなんて、どうしたらよいのかもわからない。「時が解決してくれるのを待とう」という考え方です。

その原因を分析すると、心がまだそんなに痛くない、自分はこの程度の能力だと限界を低く思っている、やりとげる自信がない、悩み過ぎてパワーダウンしてしまっているなどが考えられます。

自分は何も変わっていませんから、これからも辛いこと、悲しいことは間違いなく続くでしょう。お勧めはできません。

もう一つは「健全に悩む」というパターン。

苦しい時は自己成長のチャンスです。将来もっとひどくなるかもしれないと、良い意味で危機感を持って修正にトライするという前向きな気持ちが重要です。かつ、悩み過ぎない、自分を責め過ぎない範囲で健全に悩むということも大切です。

自己成長もできるので「健全に悩む」ことは重要です。適切に落ち込んで、自己改革に向かっていきましょう。

大切なポイントが一つ抜けていました。人生は山あり谷あり、良いことも続きませんが、悪いことも続きません。人生で上手くいかない時、人はどのように思うか、「社会が、会社が、あの人が悪い」と原因を他に求めるか「自分が原因だ」と思うかです。前者はそれぞれの変化はほとんど期待できませんので心の中に「憤り」が残ります。少し辛いかもしれませんが「自分が源泉」です。パワーダウンではなくエネルギーを高めてください。

この旅がスタートするに際して、あなたの覚悟が問われます。これからの人生でたくさんの成果を出していくか、それとも今のままでも「まー、いっか」です。自己改革は大変ですが、輝く未来のために「やるんだ」と決意して読み続けてください。「検討します」「考えます」から「実行します」「実現します」に。

まとめ

辛いこと、悲しいことが起きた時が、自己改革のチャンスです。

健全に悩んで前進してください。

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