エッセイ 詩 哲学 2022.08.21 詩集「点滅」より3連 モルモット モルモットは、 感情はあるが、 自己主張をしない。 ロボットは、空気をよみ、 指示どおりに動く。 めざましい 科学の進歩である。 Byエイリアン。
小説 『あら、50歳独身いいかも!』 【第25回】 武 きき 離婚の危機!?――玄関を開けると、女性の靴が…? 寝室に向かい扉を開けるとそこには若い女性と夫の姿が… 【前回の記事を読む】明日は妻が来てくれる! 出張先でも会えることに喜んでいた夫、しかし酷く酔っぱらって帰ってしまい目が覚めると…心臓の音がうるさい。静まれ! どんな事があっても、美樹の手を離さない! ああ~、どうすればいい? 焦る。新幹線が遅く感じる。イライラする。家に着いた。美樹はいるだろうか。こわごわ玄関を開けた。美樹はスーツケースに荷物を詰めている。何をしているんだ!今日は、涼真さんのマン…
小説 『なでしこの記憶』 【第9回】 坪井 聖 「そんなんだから非モテなんだよ!」入学式で偶然の再会。しばらくむっとした顔で互いに睨み合い… 【前回の記事を読む】入学式当日「同伴者はいません。僕たちだけです」親友の両親は共働きで、僕はそもそも両親がいない。式は校歌斉唱を終え、残すところは閉式の辞のみ。進行役がまた朗々と締めの言葉を述べ、ようやくお開きとなった。一刻も早い式の終了を夢見て、プログラムの書かれた用紙を何度も無意味に確認し、式が終わる頃にはくしゃくしゃになっている現象は、あるあるなのかな。 現実的な空間に戻れる安堵を感じなが…