まれまれに電車の窓にさす夕日こよなく尊く我が思ふかも

 

いとまなき暮しはむしろ楽しみて張りし心に良き歌詠まむ

 

配給の機構に馴れてむさぼらぬ我が明け暮れはひじりの如し

※本記事は、2021年5月刊行の書籍『短歌集 蒼龍の如く』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。