いま見えないものが見えるはず

小藤 みすず
出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
人生のすべてを失い、深い闇に沈んだ主人公。希望の光さえ見えなくなったそのとき、彼はミラノの修道院で一枚の絵と出会う——レオナルド・ダ・ヴィンチ《最後の晩餐》。

その瞬間、止まっていた時間が静かに動き出す。絵の中に宿る「見えないもの」が、彼の心に語りかける。喪失の痛み、過去の傷、そして再生への微かな光。

芸術が魂を揺さぶり、人生を再び歩み出す勇気を与える——ひとりの人間が絶望の淵から立ち上がり、再び「見る力」を取り戻すまでの、静かで力強い再生の物語。

掲載記事

著者詳細

小藤 みすず
1956年生まれ、横浜育ち。文化遺産学と美学を専門とし、大学教員として長く美術史と人間の感性の深層を探究したのち、博物館の世界へと活動の場を移す。フランスの博物館で五年間勤務した経験をもつ。

中国、韓国、台湾、インドネシア、マレーシア、シンガポール、トルコ、エジプト、リビア、チュニジア、アルジェリア、イギリス、フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、ドイツ、スイス、オーストリア、リヒテンシュタイン、スウェーデン、デンマーク、チェコスロバキア、オーストラリア、ハンガリー、ルーマニアなど、多様な文明の息づく地を歩いてきた。

現在は世界の文化遺産と人間の精神史を往還しながら、旅がもたらす光と影をエッセイとして紡いでいる。