氷上の蠟燭

安達 信
出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
発行年月:2023年5月30日
ISBN 9784344943971 判型 4-6334ページ
価格1,760円+税
富山の市街地が焼夷弾により焼け野原となったのは、たった80年ほど前のこと。
この悲惨な出来事を風化させてはならぬと、語り部として人々へ訴え続けた一ノ瀬文子。
病に冒された文子が、孫の華音やその教え子たちに、最後に伝えたかった本当の思いとは。


【富山大空襲を語り継ぐ会事務局長 柴田恵美子氏推薦】
軍靴の音が聞こえてくる。
いつも犠牲になるのは、お互いの国民なのに。愚かな為政者達。
戦争は最大・最悪の環境破壊。
78年前、富山大空襲で無念の死を遂げたあの世の犠牲者と戦後も心を痛めてきた体験者達の叫び「二度と繰り返さないで!」
その声を平和しか知らない私達は今こそ他人事ではなく聞く時だ。
蠟燭の灯が消えないうちに……。

掲載記事

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著者詳細

安達 信
1951年富山県生まれ。
中学・高校吹奏楽に没頭しクラリネットに熱中。富山商業高校三年のとき「全日本吹奏楽コンクール」3位入賞。
18歳で上京し、大手電子機器メーカに2年半在職。青山学院大学文学部第二部卒業。卒業後エレクトロニクス業界団体職員、常勤役員を経て61歳で退職。
在職時、武蔵野音楽大学別科修了、退職後、東邦音楽短期大学でクラリネットを専攻・卒業。
その後、64歳で東京築地本願寺内にある浄土真宗本願寺派「東京仏教学院」に入学・卒業。僧侶にならず市井の門徒として、法話会を聴聞している。
著書に「一闡提の輩(幻冬舎発売)」がある。