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振り子の指す方へ
振り子の指す方へ
山口ゆり子
出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
発行年月:2022年8月5日
ISBN 9784344940628
判型 4-6
・
172ページ
価格
1,430
円+税
結婚し幸せな生活を送る郁子と、優秀な看護師として活躍する亜希子。
だが、姉妹は心に深刻な闇を抱えていた。
絶望に打ちひしがれながらも、歩み続ける人の強さとは何か
生きることの幸せとは何かを問う。
掲載記事
エッセイ
『振り子の指す方へ[人気連載ピックアップ]』
【第11回】
胃ろうへの移行を促され、べそをかくように泣いた父。寝たきりになり、私が作った食事だけが生きる楽しみだったのだ。
2025.03.22
エッセイ
『振り子の指す方へ[人気連載ピックアップ]』
【第10回】
母は、あの男の子とたいして変わらない。蟻の触覚をむしっては、方向感覚を失い惑うその様子を楽しんでいたあの男の子と…
2025.03.21
エッセイ
『振り子の指す方へ[人気連載ピックアップ]』
【第9回】
「流産してすぐの今が、妊娠に絶好のタイミング。着床率も無事に育つ確率も上がるよ…頑張れそう?」昨日退院したばかりの私に姉は…
2025.03.20
エッセイ
『振り子の指す方へ[人気連載ピックアップ]』
【第8回】
姉妹を見比べていると、二人はまるで同じ型から作られた人形のように見えた。細い首から肩への美しいライン、すらりと伸びた脚…
2025.03.19
エッセイ
『振り子の指す方へ[人気連載ピックアップ]』
【第7回】
憧れの先輩が「あの子と付き合ってみない?」と指差したのは、彼女の妹だった。高校生ぐらいかな。頬が緩むほど可愛らしい女の子で…
2025.03.18
エッセイ
『振り子の指す方へ[人気連載ピックアップ]』
【第6回】
告げられたのは流産だった。――10年間待ち望んだ妊娠。浮き足立つほど嬉しくて、庭にブランコまで作ってしまっていたが…
2025.03.17
エッセイ
『振り子の指す方へ[人気連載ピックアップ]』
【第5回】
僕は既に死を予感していた。痛みに顔を歪め、遠のく意識を必死に繋ぎ止めながら妻に懇願した。「お願いだから、僕の名前を呼んで」
2025.03.16
エッセイ
『振り子の指す方へ[人気連載ピックアップ]』
【第4回】
妻の絶叫――。その時僕は、左腿に形容しがたい衝撃を感じていた。自分の口から奇妙なうめき声が漏れるのが、他人事のようだった。
2025.03.15
エッセイ
『振り子の指す方へ[人気連載ピックアップ]』
【第3回】
あれから2年、妻は度々熱を出すようになった。あの日、僕は妻の笑顔と二人の思い出を自らの手で台無しにしてしまったのだ。
2025.03.14
エッセイ
『振り子の指す方へ[人気連載ピックアップ]』
【第2回】
8年節約で2000万円貯蓄した妻。痛快なほどに家事をこなし、無駄な買い物一つしない。最初はそんな妻を自慢に思っていたものの…
2025.03.13
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著者詳細
山口 ゆり子
一九六九年生まれ。雑誌の編集者だった父の影響で、幼少時の愛読書は女性週刊誌だった。
大学を卒業後、地方公務員として都県境の自治体に勤務。退職後、税理士を目指すも僅か二年で挫折。
その後、子どもの頃から趣味だった執筆を本格的にスタート。今後も『女の子の夢を叶えたい』をテーマに執筆予定。
好奇心旺盛な性格。趣味はカラオケ、歌詞解釈、お絵描き。
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