乙女椿の咲くころ
出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
発行年月:2021年2月26日
ISBN 9784344933309
判型 4-6
・
140ページ
価格1,000円+税
第二の人生、第三の人生、予想だにしなかった展開と悲喜こもごもの日々――
見上げた満天の星空が励ましと希望を与えてくれる。これまでの紆余曲折を愛しく振り返る私小説。
「だいぶ経ってから帰ってきた父は、腕に椿の苗木を一本抱えていた。そのまま黙って庭の隅に行き、スコップで土を起こして穴を掘り、その苗を植えた。後から見に行ってみると、父が植えたその細い椿の木には、『乙女椿』と書かれた名札が付いていた。娘の門出の記念に、この苗木を植えた父の心を思い、胸がちくちくしたのを覚えている。」 (本文より)
見上げた満天の星空が励ましと希望を与えてくれる。これまでの紆余曲折を愛しく振り返る私小説。
「だいぶ経ってから帰ってきた父は、腕に椿の苗木を一本抱えていた。そのまま黙って庭の隅に行き、スコップで土を起こして穴を掘り、その苗を植えた。後から見に行ってみると、父が植えたその細い椿の木には、『乙女椿』と書かれた名札が付いていた。娘の門出の記念に、この苗木を植えた父の心を思い、胸がちくちくしたのを覚えている。」 (本文より)
目次
- 【目次】
- 一 両親の苦難
- 二 神戸
- 三 東京へ
- 四 豊中へ
- 五 大人の世界へ
- 六 第二の人生 結婚 子育て
- 七 分岐点
- 八 妻の自立
- 九 老老介護
- 十 埼玉へ
- 十一 人生の終盤