補助金の倫理と論理

庄司 進
出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
発行年月:2020年10月29日
ISBN 9784344929814 判型 新書298ページ
価格800円+税
公庫の融資、県の補助金交付事務といった実務経験をもとに、日本の金融と補助金の問題点を考察する。
日本的なシステムに規定された補助金問題解決の処方箋もまた、日本独自の考え方の中にある。
補助金の整理・統合・縮小に向けての区分けや、支給後の効果測定方法など、革新的な解決策を提言。
目次
  1. 序章 ある問いかけと答え
  2. 第1章 補助金の歴史
  3.     明治期の補助金/大正、昭和期の補助金
  4. 第2章 補助金の論理
  5.     定義と分類/補助金の必要性、正当性/グループ補助金/
  6.     補助金の正当性をめぐる議論/補助金と財政
  7. 第3章 補助金の倫理
  8.     モラルハザード/政治と補助金
  9. 第4章 提言
  10.     白書、データ集の作成と補助金の評価/補助金の漸進的な削減/
  11.     補助金の整理、統合、縮小に向けて

掲載記事

著者詳細

庄司 進
1952(昭和27)年仙台市生まれ。
東北大学経済学部卒業後、国民金融公庫(現日本政策金融公庫)に入庫、小企業への融資事務に従事。
2012(平成24)年公庫を定年退職、2013(平成25)年から宮城県経済商工観光部に期限付職員として勤務、補助金の交付事務に従事し、2018(平成30)年退職。現在は仙台市に在住。
著書に『日本の銀行と世界のBANK』(幻冬舎ルネッサンス新書)、『お役所仕事の倫理と論理』(創栄出版)、『危険な思想-狩野亨吉と安藤昌益』(無明舎出版)がある。