伝わる映像 感情を揺さぶる映像表現のしくみ

村崎 哲也
出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
発行年月:2020年5月27日
ISBN 9784344927605 判型 4-6176ページ
価格1,300円+税
感動的な映像には方程式がある。
“感情を揺さぶる映像表現のしくみ”を、わかりやすく体系的に解説する映像制作の新たなバイブル。
近年の動画環境の発展により、誰でも簡単に高品質の映像が作れるようになった一方で、クリエイティビティに溢れ、誰もが感動する魅力的な映像作品を作るには「映像の文法」と「感情のしくみ」を理解することが不可欠となる。映像は「時間表現」「空間表現」「感情表現」が複雑に絡み合って構築されており、その状態を言語化できずに感覚任せで作っているうちは、どれだけ経験を積み重ね、テクノロジーに詳しくても優れた表現にたどり着くことはできない。
筆者が考案した「映像表現の4原則」を軸に、“感情を揺さぶる映像表現のしくみ”を論理的で体系的に解説する実用書。
目次
  1. ◆第1章 「伝わる」映像表現
  2. 映像の特徴/記憶と感動の関係性/心を揺さぶる情動喚起と感情移入/表層感情と深層感情に届ける/映像表現の4原則
  3. ◆第2章 リズムメイク
  4. 映像リズムの特徴/映像リズムの構成要素/編集によるリズムメイク/「ビート」と「フック」/「リズム」と「テンポ」/「動的表現」と「静的表現」/音楽編集のリズムメイク/ストーリー編集のリズムメイク
  5. ◆第3章 情報認知
  6. ライブ表現の効果/人間の視界を再現する/時間の連続性を感じさせる/空間の統一性を感じさせる/デザイン表現の効果/時間のデザイン/空間のデザイン/画面のデザイン/具体表現の効果/4W1Hで伝える/情報を認識しやすい明瞭表現/情報を加える足し算思考/情報を組み合わせる掛け算思考/抽象表現の効果/引き算思考/割り算思考/間接的な表現/抽象表現には「美しさ」が必要
  7. ◆第4章 感情誘導
  8. 感情をコントロールする/EMOTION(情動の起伏)/FEELING(喜怒哀楽の方向性)/TENSION(緊張感の度合い)/音楽が感情に与える効果/感情の変化/感動の法則
  9. ◆第5章 ストーリーテリング
  10. ストーリーの重要性/変遷するシチュエーションと感情/テーマに沿ったエピソードの取捨選択/因縁果の法則/魅力的なキャラクターを描く/独自の世界観/物語構成/ビジュアルストーリーテリング
  11. ◆第6章 映像の組み立て
  12. 映像表現とは組み立てる力/「アイデア」と「表現」/問題を解決する映像制作/論理的思考力と直感的センス/論理思考力を鍛える/センスを鍛える

掲載記事

著者詳細

村崎 哲也
株式会社muvin代表取締役 日本デザイナー芸術学院非常勤講師 ビデオグラファー
1979年岐阜県高山市生まれ、名古屋ビジュアルアーツ放送映画学科卒業後、数社の映像プロダクションでの活動を経て2005年に独立。
ウエディングや企業プロモーションなど、感動的な表現に重点を置いた映像制作を行いながら自社運営の映像スクールを主宰している。