「それは、法隆寺の人が火災の中を命がけで運び出して、大事な仏さまを救出したのだろうって書いてある本を読んだことがあるんですけど……」まゆみが遠慮がちにいった。「それはたぶん、かなり前の本ですやろ」坂上はにっこり笑った。「以前は、たしかにその考え方が主流でした。そやけど問題の釈迦三尊像をよう調べてみると、火災の跡がまったくないんです。あの傷は建物の梁かなんかが焼け落ちてきてついた傷だろうといわれて…
聖徳太子の記事一覧
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小説『日出る国の天子』【第23回】三吉 不二夫
釈迦三尊像は法隆寺にあとから入った新参者かも知れない
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小説『日出る国の天子』【第22回】三吉 不二夫
ふと思いついた着想が、古代史学界を震撼させる大発見へ
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小説『日出る国の天子』【第21回】三吉 不二夫
ここから話がややこしくなりますんで、よく聞いてくださいよ。
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小説『日出る国の天子』【第20回】三吉 不二夫
法隆寺の「サイケン」って…倒産しかけたことがあるんですか?
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小説『日出る国の天子』【第19回】三吉 不二夫
怨霊説…聖徳太子の怨霊を封じ込めるために真ん中に柱を立てた
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小説『日出る国の天子』【第18回】三吉 不二夫
「それはあくまでも言い伝え」むしろウソと否定する学者も
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小説『日出る国の天子』【第17回】三吉 不二夫
死亡した高槻教授…ほかの学者とは異なる考えの持ち主だった
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小説『日出る国の天子』【第16回】三吉 不二夫
その心の強さはどこから?…いつも不思議に思う
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小説『日出る国の天子』【第15回】三吉 不二夫
「その答えをぼくが知っていたら、教授に昇格していますよ」
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小説『日出る国の天子』【第14回】三吉 不二夫
「日本書紀」のどこにも記されていない、第一次遣隋使の謎
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小説『日出る国の天子』【第13回】三吉 不二夫
ただ一人、業界の悪習に敢然として立ち向かってきた人物
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小説『日出る国の天子』【第12回】三吉 不二夫
「これほどの量とは…」研究資料で足の踏み場もない書斎
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小説『日出る国の天子』【第11回】三吉 不二夫
まだお若そうなのに、もう准教授になられているんですね
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小説『日出る国の天子』【第10回】三吉 不二夫
いつまでも学生気分でキャピキャピした小説を書いていいの?
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小説『日出る国の天子』【第9回】三吉 不二夫
志なかばでの事故死…この依頼を簡単に断るわけにはいかない
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小説『日出る国の天子』【第8回】三吉 不二夫
文章には書いた人の心や人柄などが凝縮されて詰まっている
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小説『日出る国の天子』【第7回】三吉 不二夫
権威ある学者の説を否定しても、ほぼ認められることはない
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小説『日出る国の天子』【第6回】三吉 不二夫
事故死した高槻教授の頼みとは…?謎は深まるばかり
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小説『日出る国の天子』【第5回】三吉 不二夫
事故はなぜ起きたのか?冷却水を意図的に抜いたのは?
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小説『日出る国の天子』【第4回】三吉 不二夫
「沙也香さんに会いたい…」高槻教授からコンタクトがあった