【前回の記事を読む】1189年、奥州・平泉。最期の日々を過ごす源義経は、静かに“あの日々”を思い出していた――当時、蝦夷地(えぞち)注1を除く北日本の全てを統べる太守(たいしゅ)、且つ又鎮守府将軍である奥州藤原家当主に謁見して、恐れ畏まるばかりにあらず、さても嬉しそうに笑う者は、嘗て見た事が無かった。見ると、汚れくたびれてはいるが、元は平絹らしい袴を身に着け、しかし上は直垂(ひたたれ)ではなく小…
源義経の記事一覧
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