激務の与論島の生活にもやっと慣れた頃、近くの茶花の浜辺で、若者たちが三味線やギターを手に島唄に興じているからと誘われました。島には映画館をはじめ、娯楽施設もなく、二、三軒の飲み屋があるだけでしたから、唯一の楽しみは昼間の仕事を終え、月明かりの下で三々五々、男女が集い民謡を歌い語り合うことでした。仲間に入れてもらって楽しんでいる矢先、診療所からの呼び出しがありました。島では日常茶飯事でした。急遽(…
エッセイ
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『ひたすら病める人びとのために(上)』【第5回】
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『ひたすら病める人びとのために(上)』【第3回】
仕方なく海中の浅瀬に飛び降り、診療用具、手術機材、薬品類を担ぎ上げて上陸
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『ひたすら病める人びとのために(上)』【第2回】
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沖縄セントラル病院理事長の歩みの記録。「現場に身を置く」大仲医師の心。