落合 将充

株式会社オーレジャパン代表取締役社長
1965年生まれ。学生時代に海外に憧れ、23歳で渡米。その後見聞を広めるためにヨーロッパ、中東、アジア 数十カ国を旅する。1980年代終わりに帰国しワイン業界へ。十数年ワインのインポート事業等に従事したあと、2000年に株式会社オーレジャパンを設立(O'letの由来は落合のOとlet's goのlet)。同年8月に自身初のワイン輸入を開始。以来、約600万本のワインを日本全国に送り出す。フランス・ボルドー、シャンパーニュ、ブルゴーニュほか 数々の騎士(シュヴァリエ)の称号を叙任。現地を定期的に訪問、ワイン生産者の思いを伝えている。好きな言葉は松尾芭蕉の「不易流行」。

書籍

  • 今日もワインの香りがするほうへ
    坂元 康宏 著
    坂元 雅子 編
    落合 将充 監
    落合 佳代子 監
    出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
    ワインの歴史は古く、紀元前6000年頃にはすでにワイン造りが行われていたといわれています。古代エジプトやローマ時代の人々も親しんだこの飲み物は、長い年月をかけて進化しながら、今日まで愛され続けています。しかし日本では、ワイン文化への親しみが欧米に比べてまだ浅く、興味はあるがどこから始めればよいのか戸惑う方も少なくありません。その戸惑いは著者自身も経験したものでした。

    元々ビール好きだった著者を大きく変えたのは、仕事で訪れたニュージーランドでの偶然の出会いでした。口にした一杯の白ワインの深みと美しさに心を奪われ、その魅力に引き込まれたといいます。その後、仕事で世界各地を訪れるたびに、著者はその土地の文化や歴史とともにワインの味わいを深く理解していきました。

    著者はワインを単なる飲み物ではなく、一杯のグラスに込められた背景や物語を知ることで食事がより特別なものに変わる奥深い存在だと語ります。本書では初めての一本の選び方から各国ワインの特徴、料理との相性を考える楽しさまで、20年余にわたってワインを探求してきた著者の知識と経験を分かりやすく紹介しています。興味はあっても始め方が分からない初心者から、もっと日常的に楽しみたい愛好家まで、ワインが創り出す豊かな食卓と特別な時間を発見できる一冊です。