「はい、それでは次の方、自己紹介をお願いします」チータ女と僕の間に挟まれて座っていたアメフトかラグビーをやっているだろうなと想像させる、どでかい体格の大学生風の男。彼の太ももが、すみませんと申し訳なさそうにパイプ椅子からはみ出しており、僕の右半身を圧迫していた。隣にいるだけで体温が2度ほど上昇となりそうで、僕は不快であった。面接官の質問に男子学生が低音ボイスで返答。「私は、クマのような人間です」…
[連載]尼崎ストロベリー
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小説『尼崎ストロベリー』【第22回】成海 隼人
私は、クマのような人間です
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小説『尼崎ストロベリー』【第21回】成海 隼人
しょうがない、金のためだ
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小説『尼崎ストロベリー』【第20回】成海 隼人
ビジネスチャンスを逃したらあかん
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小説『尼崎ストロベリー』【第18回】成海 隼人
私が生んだ子が小学校を卒業するねん
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小説『尼崎ストロベリー』【第17回】成海 隼人
この子を立派に育てる!
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小説『尼崎ストロベリー』【第16回】成海 隼人
病気のときはお互いさま
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小説『尼崎ストロベリー』【第15回】成海 隼人
ココロとカラダ、にんげんのぜんぶ、どデカイ
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小説『尼崎ストロベリー』【第14回】成海 隼人
なぜに、あれほどまでに笑ったの?
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小説『尼崎ストロベリー』【第13回】成海 隼人
タピオカの食べ方って知ってます?
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小説『尼崎ストロベリー』【第12回】成海 隼人
ダンスとか、どうですか?
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小説『尼崎ストロベリー』【第11回】成海 隼人
お前が一番真面目にせんかい!
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小説『尼崎ストロベリー』【第10回】成海 隼人
一位はトッピング全部のせスペシャルラーメンで、二位は並ラーメンで
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小説『尼崎ストロベリー』【第9回】成海 隼人
何がVictoryなのかは知らないが、こちらとしては全然Victoryじゃない。
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小説『尼崎ストロベリー』【第8回】成海 隼人
スキルスを殺せ。オカンを救うんだ。
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小説『尼崎ストロベリー』【第7回】成海 隼人
無駄なものが9割、本当に大切なものがたったの1割
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小説『尼崎ストロベリー』【第6回】成海 隼人
「ガストで待ってるで、ガストやでぇ」
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小説『尼崎ストロベリー』【第5回】成海 隼人
自分で言います? 「立派な社会人」って。
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小説『尼崎ストロベリー』【第4回】成海 隼人
初対面で「お前ら」って言うな
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小説『尼崎ストロベリー』【第3回】成海 隼人
バニーガールも嫌いじゃない。
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小説『尼崎ストロベリー』【第2回】成海 隼人
もっとスピード出さんか〜い!