第3章抗がん剤の副作用が比較的落ちついているときは、病室でオカンとお笑い番組を観たり、昔の懐かしい思い出話をしたりして、穏やかに流れる時間を共に過ごした。関西地方では、日曜日の昼間に漫才番組の特番が放送されていることが多い。漫才のネタ番組を病室で観て、漫才談議を楽しんだ。個室に入院する経済的な余裕はなかったので、四人の相部屋でオカンは入院していた。白のカーテンでシャーっとベッドの周りをぐるりと囲…
[連載]尼崎ストロベリー
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小説『尼崎ストロベリー』【第42回】成海 隼人
結局、笑いはリアリティ
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小説『尼崎ストロベリー』【第41回】成海 隼人
そんじょそこらの奴らには負けへんで
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小説『尼崎ストロベリー』【第40回】成海 隼人
60円のクオリティちゃうで、これ
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小説『尼崎ストロベリー』【第39回】成海 隼人
きっちりと拾って、きっちりと落としてみせる
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小説『尼崎ストロベリー』【第38回】成海 隼人
正直まだ私だって再婚の可能性あるし
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小説『尼崎ストロベリー』【第37回】成海 隼人
きよぴー、イチゴのショートケーキ好きやろ?
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小説『尼崎ストロベリー』【第36回】成海 隼人
オカンが僕のためにオンナを捨てた
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小説『尼崎ストロベリー』【第35回】成海 隼人
コレが生きるってことなんだ
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小説『尼崎ストロベリー』【第34回】成海 隼人
ボタンの掛け違いやで
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小説『尼崎ストロベリー』【第33回】成海 隼人
仮面ライダー来たぁぁ!
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小説『尼崎ストロベリー』【第32回】成海 隼人
100円餃子を喰らいまくった
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小説『尼崎ストロベリー』【第31回】成海 隼人
ちょっとしたミニ四駆ブームあったやん?
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小説『尼崎ストロベリー』【第30回】成海 隼人
天ぷら食べ歩きせえへん?
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小説『尼崎ストロベリー』【第29回】成海 隼人
私は超高級デザートでよろしく
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小説『尼崎ストロベリー』【第28回】成海 隼人
何が法の下の平等だ
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小説『尼崎ストロベリー』【第27回】成海 隼人
バイトをして必死に貧困と闘って生きた
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小説『尼崎ストロベリー』【第26回】成海 隼人
笑いでがんを治せるんやて!
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小説『尼崎ストロベリー』【第25回】成海 隼人
女子と遊んでる場合じゃなくてさぁ
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小説『尼崎ストロベリー』【第24回】成海 隼人
デートのセッティングしよか?
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小説『尼崎ストロベリー』【第23回】成海 隼人
僕のは青のり抜きで