秋は作物の収穫期であるとともに台風シーズンです。イネは台風に遭遇すると倒れてしまい、大きな損害を受けることから、台風が来る前に散布してイネの草丈を低くする薬剤が作られました。これが倒伏軽減剤と呼ばれるもので、現在は水稲以外にも芝生や法面畦畔において草刈り軽減剤として利用されています。以上のように、生物的な方法から化学的な方法まで雑草の制御方法を説明しましたが、それぞれの手法にはコストや効果の点で…
[連載]雑草害~誰も気づいていない身近な雑草問題~
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評論『雑草害~誰も気づいていない身近な雑草問題~』【第20回】小笠原 勝
【最終回】本当に百害あって一利なし?作物に農薬が必要な理由
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評論『雑草害~誰も気づいていない身近な雑草問題~』【第19回】小笠原 勝
殺虫剤と違って、除草剤を殺草剤と呼ばない驚きの理由とは?
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評論『雑草害~誰も気づいていない身近な雑草問題~』【第18回】小笠原 勝
日常で目にする「アレ」も雑草対策!? 意外な制御方法とは
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評論『雑草害~誰も気づいていない身近な雑草問題~』【第17回】小笠原 勝
「ジャンボタニシ」を使った雑草の制御に大失敗したワケ
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評論『雑草害~誰も気づいていない身近な雑草問題~』【第16回】小笠原 勝
除草は合鴨に、雑草制御はコイに!? 実際どこまで効果あるの?
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評論『雑草害~誰も気づいていない身近な雑草問題~』【第16回】小笠原 勝
雑草はどう制御する!? 都市と農村で雑草の生き方も変わる!
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評論『雑草害~誰も気づいていない身近な雑草問題~』【第15回】小笠原 勝
専門家「雑草対策が洋の東西を問わず、農業の根幹である」
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評論『雑草害~誰も気づいていない身近な雑草問題~』【第14回】小笠原 勝
環境保全の農業だった?遺伝子組換え作物と不耕起栽培の歴史
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評論『雑草害~誰も気づいていない身近な雑草問題~』【第13回】小笠原 勝
5000年前の遥か昔、縄文時代から植物の改良は始まっていた!
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評論『雑草害~誰も気づいていない身近な雑草問題~』【第11回】小笠原 勝
傾斜地にある雑草は「自然に出来上がったものではない」の謎
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評論『雑草害~誰も気づいていない身近な雑草問題~』【第10回】小笠原 勝
【すごい】「雑草」で土壌汚染を修復…教授が語る驚きの技術
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評論『雑草害~誰も気づいていない身近な雑草問題~』【第9回】小笠原 勝
厄介と思われがちな雑草だが…積極的に保全すべき驚きのワケ
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評論『雑草害~誰も気づいていない身近な雑草問題~』【第8回】小笠原 勝
宮沢賢治は意図的に「農耕地雑草」を除外していた?
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評論『雑草害~誰も気づいていない身近な雑草問題~』【第7回】小笠原 勝
薬用・食用…人の役に立つ「雑草」の意外な真実
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評論『雑草害~誰も気づいていない身近な雑草問題~』【第6回】小笠原 勝
栽培されていたのに…「自然に逃げ出して雑草化した植物」の謎
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評論『雑草害~誰も気づいていない身近な雑草問題~』【第5回】小笠原 勝
ゴルフ場のグリーンに生える「雑草」…何種類くらいある?
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評論『雑草害~誰も気づいていない身近な雑草問題~』【第4回】小笠原 勝
「雑草とは何か」どう定義すべき?思想家のユニークな回答
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評論『雑草害~誰も気づいていない身近な雑草問題~』【第3回】小笠原 勝
公園の芝生や河川堤防に生えた花…雑草という言葉の定義は何?
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評論『雑草害~誰も気づいていない身近な雑草問題~』【第2回】小笠原 勝
雑草は「役に立たない草」という意味ではない!意外な背景
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評論『雑草害~誰も気づいていない身近な雑草問題~』【新連載】小笠原 勝
利と害を併せ持つ雑草。社会との思いがけない関わりとは?