【前回の記事を読む】妻と二人きりの休日のはずが、今日は部下が遊びに来ていた。「いつもなら妻の太もも枕でいい気持ちになっている時間なのに…」「出来ましたよ。どうぞ」テーブルいっぱいにピザとパスタ。「おおー、美味しそう!」「これはパイナップルと生ハムで作ってみたの。丈哉さん、パイナップル大好きなんです」「あれ、僕も食べていいのかなぁ~、香子さん」「ごめんなさい。どうぞ。うふふふ」「凄く、美味しかった…
[連載]バツ恋ロスピックアップ
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小説『バツ恋ロスピックアップ』【最終回】武 きき
夜、二人きりになった途端に抱きついてきた夫。「一日中、部下に取られていたから…早くおいで」と言って私の手を引っ張り…
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小説『バツ恋ロスピックアップ』【第6回】白金 かおる
40代半ば、自分が女であることを忘れて10年以上。デートや恋がしたくて、ネットで出会い系や交際クラブを探してみることにした
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エッセイ『バツ恋ロスピックアップ』【第5回】テルヨ・フロンベルク
ウイルソンという外国人男性からFacebookの友達リクエストが届いた。彼のプロフィール写真を見て私は一目で彼を気に入り…
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小説『バツ恋ロスピックアップ』【第3回】武 きき
「美樹、愛しているよ。いつも一緒にいたい」「ええ、私も……」深呼吸しないと、いけないほど感じてしまう。何年ぶりだろう…
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小説『バツ恋ロスピックアップ』【第2回】高生 椰子
一通のショートメール…45年前の初恋の人からだった。彼は私にとって初めての「男」で、そして、37年前に私を捨てた人だ。
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小説『バツ恋ロスピックアップ』【新連載】
夫の不倫で離婚してから一年。恋人なんて考えられないと思っていたが、「愛している」と耳元で囁やかれて...