【前回記事を読む】「駄目よ。彼と一緒に帰るのは私よ」ガラス細工のように繊細な友情が、切ない女心によって壊れていく…一方、泣きながら帰った妙子は、沢田が豊子と一緒に帰るのを想像するだけで、心の中に何か鋭いものが突き刺さるような思いになった。沢田はその夜は妙子のことを考えると寝付けなかった。時計の針はちょうど一時を指していた。朝になり、いつも彼女とは一緒に通っていたので、気になり玄関先で待っていたが…
[連載]月海
-
小説『月海』【第4回】月原 悠
断るべきとは分かっていたけれど……「お弁当を2つ作ってきたの、一緒に食べよう」。彼女の友人からの好意を無下にもできず…
-
小説『月海』【第3回】月原 悠
「駄目よ。彼と一緒に帰るのは私よ」ガラス細工のように繊細な友情が、切ない女心によって壊れていく…
-
小説『月海』【第2回】月原 悠
面倒臭そうに体をこちら向きに動かし、「半身麻痺で言葉を発することができません」…本人を目の前に言う看護師を不快に思った。
-
小説『月海』【新連載】月原 悠
極寒の地、網走刑務所から出所した。途絶えてしまったあの人からの手紙をたくさんバッグに詰めて、男が向かった先は…