【前回の記事を読む】【絵本】「わたしは愛するひとに出会った。バルーンのようにまるいからだをした、笑顔のすてきな可愛らしいひとだった。」赤(あか)い帽子(ぼうし)のひとはまるい木(き)の根(ね)もとに座すわっていた。赤(あか)い帽子(ぼうし)のひとはとても小(ちい)さくなっていて、落(お)ちていた一枚(いちまい)の葉(は)っぱがちょうどよい敷(しき)ものになった。赤(あか)い帽子(ぼうし)のひとが…
[連載]大きくなってゆくひとと小さくなってゆくひとのおはなし
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絵本・漫画『大きくなってゆくひとと小さくなってゆくひとのおはなし』【最終回】ほしらん
【絵本】「山のむこうからしずかに息を吹きかけて、ベビーのゆりかごをゆらしてくれた。」
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絵本・漫画『大きくなってゆくひとと小さくなってゆくひとのおはなし』【第3回】ほしらん
【絵本】「わたしは愛するひとに出会った。バルーンのようにまるいからだをした、笑顔のすてきな可愛らしいひとだった。」
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絵本・漫画『大きくなってゆくひとと小さくなってゆくひとのおはなし』【第2回】ほしらん
出入り口は、なにもないその場所へのひらかれた通り道だった。そして、いつでもわたしはそれを見つけることができた。
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絵本・漫画『大きくなってゆくひとと小さくなってゆくひとのおはなし』【新連載】ほしらん
自分に名前がないことが、わたしはとても気に入った。だって、わたしはなにものでもなく、なにものにでもなれるのだから。