やっぱり 健康がいちばん!
ここからは、私の世代、すなわち50代60代から心身の健康を保つためのおすすめについて、自分の経験を交えて書いています。
若い頃は、身体は鍛えればより健康になり、疲れは休めば回復しました。ところが、中高年以降は、無理をすると病気になったり、疲労回復に時間がかかったりします。また、さらに高齢になって、病気や不具合が進行してしまってからでは対処が困難になります。
そこで、アラカンのあたりで一度健康全般に関して見直し、軌道修正すべきは修正して、より快適な自分の最終章が迎えられるように役立ててもらえれば、と思います。
体調を崩したあと、改めて健康に感謝!
「健康」というものは空気のようなもので、普段はその大切さを自覚せずに過ごしていますが、いったん損ねてしまうとその重要性がひしひしと実感されるものです。
このセクションでは、シニア世代を健康かつ快適に過ごすために、50代や60代前半の生活のうちに気をつけたいことにつき、紹介したいと思います。内容的には、私が実際に経験したことやほかの人の例で見聞きしたことなどを交えたいと思います。
2018年の夏、私は10年来ともいえる絶不調で、お盆休みの2日間寝込んでしまいました。全身疲労感、吐き気、高熱が次々と身体を襲い、気がつくと1日20時間、ベッドでペットの犬とともに寝ていました。
たぶん、夏に多い感染性胃腸炎だろうと思い、症状に合わせた薬を飲みました。やっと3日目に解熱しましたが、食欲はないまま、食べ物の味も感じません。
それから次第に体調が回復し始め、スーパーマーケットでにぎり寿司のパックを買いましたが、その味がとても衝撃的でした。そのにぎり寿司が、病気になってから初めて味を感じられる食べ物で、何よりも美味しく感じました。私の体調は元に戻るのに2週間以上かかり、改めて健康の大切さを噛み締めました。