孝雄からのメール
十二月十七日(月)
まったく事情もわからなくて悲しいです。真奈美の住まいの会社から、いろいろ問い合わせがありました。状況も全然つかめずに情けない状態です。真奈美は一緒じゃないのですか!?
本当に情けなくて、あまりにも悲しいです。景子ちゃんと力を合わせて仲良く暮らしていきたいです。それ以外に生きがいが持てないです。今までのこと、ごめんなさい、景子ちゃん。
十二月十八日(火)
どうしていますか!? 子どもたち元気にしてますか!? 会いたいです。自分は毎日が悲しくて苦しいです。これは当たり前のことだけど、景子ちゃんのことを一番愛して信頼しているから、どんなふうになっても、一生自分の妻は景子しかいないと思ってます。今までのこと、ごめんな、景子ちゃん!
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景子ちゃん、今までのこと、ちゃんと謝りたいです。日にちが経つと、悪い結果にしかならないと思います。辛いです。一生添い遂げる決意で結婚して、一緒に暮らしていて、二人の子どもを授かって、もう遅くても、自分には、景子ちゃんしかいないんです。いっぱい辛い思いをさせたと反省しています。ごめんなさい。景子ちゃん、話がしたいです。会いたいです。
十二月十九日(水)
どんな結果になっても、やっぱり景子ちゃんのことを一番信じてます。生きてる限り、ずっと景子ちゃんのことを一番信じてます。生きてる限り、ずっと景子ちゃんのことを誰よりも信じてる。自分にとっては、景子ちゃんが一生でたった一人の妻だから!帰ってきてほしいです。もう一度やり直して、今度は絶対仲良く暮らしていきたいです。お願いします、景子ちゃん!
十二月二十日(木)
景子ちゃんがいなくて、寂しくて悲しいです。毎日が辛くて悲しくて仕方ないです。岡山に出張に行ってきます。佳奈美の部屋にちょっとの間、本を置かせてもらっています。自分の部屋の寝床のまわりが汚かったので、床の物を全部片付けておこうと思って。本は、帰ってきたら除けるからね。帰ってきてほしいです。景子ちゃん、今までのこと、ごめんな!
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景子ちゃん、どうしていますか!? 自分は景子ちゃんと、もう一度ちゃんと暮らしていきたいです。景子ちゃんと別れたくないです。お願いします、すごく今までのことを反省してるから、景子ちゃん、連絡だけでも取らせてください。お願いします!