ぼくのきんぎょ
いえにつくと きんぎょは びしょぬれに なっていた
くるしそうで さわってみると あつい
ねつが ある!
「びょういんに いかなきゃ!」
ぼくは きんぎょが ぬれないように おなかにいれて
いえを とびだした。
「せんせい たすけて!」
幼い弟に対する兄の複雑な心情をやさしく物語で伝える絵本
「ぼくのうちに なぞのきんぎょが やってきた――」
弟が生まれ、突然に「お兄ちゃん」という役を与えられる「ぼく」
少し意地悪な気持ちでやってしまうことに、後悔が生まれる。
弟、妹ができたお兄ちゃん、お姉ちゃんの言葉にしきれない複雑な心境に寄り添い、最後には温かい気持ちをくれる物語です。
ぜひ、美しい切り絵とともに、親子で読んでみてください。
いえにつくと きんぎょは びしょぬれに なっていた
くるしそうで さわってみると あつい
ねつが ある!
「びょういんに いかなきゃ!」
ぼくは きんぎょが ぬれないように おなかにいれて
いえを とびだした。
「せんせい たすけて!」