仕入れ先、協力会社と打ち合わせをする
製造業、建設業、卸売・小売業にとっては、仕入れ先や協力会社との打ち合わせは不可欠です。下請会社からは発注会社に対して、電話や、メールで打ち合わせを済ませることは「してはならない」ことであり、礼を尽くして、足を運ぶものである、という商習慣でした。
下請けから商習慣を変えることなどあり得ませんでした。その商習慣が変わるのです。発注会社、納入会社の間で毎日、全国でとり交わされる打ち合わせのための移動量と移動時間、移動コストは途方もない大きさといってよいでしょう。
それがオンライン会議で、支障なく打ち合わせができるのです。そのメリットは計りしれません。バックヤードのビジネス革新は一気に進むことになるでしょう。
顧客フォロー(カスタマーサービス)
すでにオンライン化が進んでいる分野としてコールセンターがあります。1990年代より急速に広がったコールセンターは、社会に定着し、海外からの電話対応も当たり前となりました。
コールセンターはオンライン社会の先駆けでした。現在は、音声だけのカスタマーサービスが中心ですが、TVコールセンターが普及していくことで消費者の意識も変わっていくことが予想されます。
コールセンターは、クレーマー対策に頭を痛めています。人間は自分の顔が映し出されると急におとなしくなります。TVコールセンターは人間の感情を和らげる効果があります。オペレーターも問い合わせをする人もお互いに相手を尊重する姿勢に変わっていくのではないでしょうか。