ひとり旅
さて、ニセコから小樽経由で札幌に出て、釧路までは特急に乗車しました。帰京するのに釧路空港からの航空券を予約してあったのでどうしても移動だけはしなくてはならなかったのですが、羊蹄山登山が滞りなく済んだため、観光のための1日(移動日などを含めれば2泊3日)ができたというわけです。
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札幌から釧路までは、特急でも4時間ほどかかります。それで私が思いついたのは、グリーン車を利用するというプランです。私ももう若くはないので、同じ体勢で長時間いるというのはかなりしんどい。新幹線でも3時間も乗っていれば飽きてきます。それならば、たまの出費もたまの贅沢と思えば、納得、妥協できます。
最近では「節約生活」の特集コーナーみたいなものをテレビで見ますけれど、「もったいない」は確かに大切かもしれない。けれど、余りにケチるばかりでは、逆に人間味に欠けるような気がします。食べたら出すではないですが、金を稼いだら、ある程度は使うことが健全であり、摂理であるように思えます。バスは時間はかかるけれど低料金で、飛行機や新幹線は、料金は高いけれど時間を節約できます。その辺を、自分自身の許容範囲の中でやりくりすればいいことです。何回かはケチっても、その分大盤振る舞いすることがあっていいはずです。
私だって30年以上の勤続年数を数えていますし、たまのグリーン車ならバチは当たらないでしょう。最近では女性の車掌さんも珍しくありませんし、JR北海道でも(たまたまだったのかもしれませんが)彼女等が接客、サービスしてくれました。さすがにアルコール類までは有料ですが、ソフト・ドリンク付きの北紀行でした。