ビフォアコロナ アフターコロナ
物と心の分離から、物と心の融合へ
紀元前5世紀の人間の精神の源流に遡って、今一度、人間のあるべき精神を見直すことで、第4次産業革命において、平衡感覚を取り戻すことが重要ではないでしょうか。
「徳とは何か。善とは何か。正しいとは何か。正義とは何か。美とは何か。生きるとはどういうことか。死とは何か。魂とは何か。宇宙とは何か」といった人間が生きていく上での根源的な問いに対する答えがそこにちりばめられています。
紀元前5世紀にできあがった知恵に解釈をつけているのがその後の人類の歴史です。仕事、経営、人生などで行き詰まったとき、枢軸時代の叡智に耳を傾けることはとても貴重なことだといえます。AI時代が到来すれば、AIに人間は使われる、AIの奴隷になるという発想は、デカルト二元論に由来するともいえます。私たちは、物と心を融合し、枢軸時代に見られたように人間とは何かを見つめ直し、人間が主体として第4次産業革命をリードしていかなければなりません。