ぽぽとくるの1日
ぽぽとくるはいつも仲良し。ぽぽの側にはくるがいる。のらねこのくるはぽぽといっしょに暮らすようになってからも気ままにどこかへ行くんだよ。自由におでかけするんだよ。
ある日の夕方くるはネズミをつかまえてきたの。ぽぽへのプレゼントみたい。
ぽぽはネズミをじ―――っとながめて前足で少しだけさわってみたよ。だけどやっぱりいらないみたい。
くるは不思議そうにぽぽの様子をながめていたよ。なんで食べないのかな? おみやげなのに?って思っているようでね。ネズミの周りを歩いて見ていたよ。
それでもぽぽはいらないみたい。そっと犬小屋に帰ってしまったの。
くるはぽぽが残したネズミをくわえてどこかへ行ってしまった。
プレゼントはいらないけれどぽぽはくるが大好きでくるもぽぽが大好きだった。ぼくは2ひきの側にいるのが大好きでよくぽぽとくるにお話をしたんだ。学校のことや友達のこと困ったことも全部話した。
ぽぽはぼくが困っているとわかって側に来てぼくの顔をなめたりしてね。本当に優しいんだ。
悲しい時涙をながしているとよこにぽぽがやってきてそっと涙をなめてくれてね。ぽぽありがとう。優しいぽぽ。
ぽぽとくるとぼくの大切な時間。