10月の新連載のお知らせ
秋が深まるほど、物語が沁みる。
10月は20作品がスタート!
10月7日(水)
14時~『ボタンのありか』大川 昂潤
19時~『鰹がくれたこの道を』森下 幸次
10月10日(土)
7時~『雲のきざはし』上田 順
22時~『霧のみずうみ』瀧乃
10月13日(火)
8時~『世界を歩くビジネスマンになるには ――88歳から皆様に送るエール』千田 俊章
14時~『それでもあおく輝く』アベ クニコ
18時~『寄り添うのを、やめた。それでも子どもは育った。』佐伯 和可子
20時~『なぜ人は、分かっていても変われないのか』永田 康秋
10月14日(水)
8時~『帰ってきたマーチャントマン』松下 順一
14時~『思い出のマタンカルム』豊田 恵子
18時~『胡蝶夢号の旅Ⅱ 生老病死から「いのち」をみる』平野 俊夫
20時~『精神的なグローバル化をリードする 韓流の底力、K精神』全 大成
10月15日(木)
8時~『南紀大島リゾート計画 ―構想集―』岩谷 尚
14時~『短歌集 花つれづれ』鏡川 しょうこ
18時~『なぜ、あの人だけ1億円売れるのか?』大橋 花織
20時~『偲ぶ恋の熱田めぐり』椎名 由騎
10月16日(金)
8時~『距離を感じる日々 社会的にも、物理的にも、心理的にも』とこはれ
14時~『コンピュータ・ハードウェア屋の仕事と遊び』源馬 宏一郎
18時~『文転』松崎 忠男
20時~『皇帝の娘たち』庄司 早織
10月7日(水) 14時~
『ボタンのありか』
大川 昂潤
あなたの愛で、今日も生きている。 大切な人の死を乗り越え紡がれる、愛と再生の物語
パパが亡くなった、あの日。
それが最後の会話になるとは思わなかった。
消えない後悔、尽きることのない寂しさ。
だけど、愛は残った。
新型コロナウイルスによって突然奪われた、かけがえのない日常。
最愛の夫を失った妻と子どもたちは、突然の別れに戸惑いながらも、少しずつ前を向いていく。
大切な人を失った痛みは消えない。
それでも人は、その人から受け取った愛とともに生きていける。
本文をチラ見せ!
「パパ何食べたい?」
昨日までと同じLINEを今朝も送った。パパ(愛する旦那)は一週間前から微熱と倦怠感で寝込んでいる。とはいえ、調子のあまり悪くない時もあるようで、昨夜は人けもなくなった時間に近所を散歩した。娘の部屋の電気がつけっぱなしだとLINEも来た。自分でコロナだと確信し、部屋から出ず、私たちとは絶対に接触しないようにしていたから、LINEなのである。返事もないので、久しぶりにゆっくり眠れた…
10月7日(水) 19時~
『鰹がくれたこの道を』
森下 幸次
人生は、きれいごとじゃ変わらない
船の上の理不尽、陸に上がってからの挫折、商売の厳しさ、経営の重さ。
何度倒れても立ち上がり、鰹のうまさと本気の商売で道を切り開いた。
明神丸を人気店へ成長させた男の実録。
高知の鰹一本釣り漁師一族に生まれ、いじめ、高校中退、過酷な漁師生活、挫折を経験した著者。船を降りて人生を見失いかけたのちは、明神水産で再び鰹と向き合い、未経験から飲食業に飛び込む。試行錯誤の末に藁焼きたたきと塩たたきを磨き上げ、明神丸の価値を高めていった。逆境を力に変え、人を喜ばせる仕事の本質と経営の原点を描く一冊。
本文をチラ見せ!
2000年4月29日ゴールデンウィーク初日に高知市ひろめ市場の入り口が開いた時、29歳にして料理も接客も全くの素人が生まれて初めて飲食店でお客様の前に立ちました。何が何だか分からないまま押し寄せてくるお客様に圧倒されながら何も考えず、ひたすら包丁を握って鰹を切り続けていました。現金を入れておくレジスターはなく、売り上げは段ボール箱に現金がどんどん溜まっていきました。その時に思った飲食業なんて意外と…
10月10日(土) 7時~
『雲のきざはし』
上田 順
家族は、何度でもつながり直せる。
農家を継がなかった息子と、故郷を守り続けた父。
三十年近く埋まらなかった親子の溝が、老いと介護をきっかけに少しずつ動き始める。
夫婦、親子、祖父母と孫――それぞれの胸にしまわれていた思いが交わるとき、家族はもう一度「家族」になっていく。
すれ違いの先にある受容と再生を描いた、三世代の物語。
本文をチラ見せ!
数日ぶりに雨がやみ、朝焼けが山々を照らしている。こちらに来て、この景色を見ながら豆から挽いたコーヒーを飲む時間が至福の時となっている。太陽が徐々に昇ることで山々の色が変わっていく時間にカウチに座り、イヤフォンでその日の気分に合った音楽を聴きながら深呼吸をする。
「さあ、今日も一日頑張るぞ」と小さくつぶやく。
夫が畑から帰ってきてカウチに座る。
「コーヒーありがとう。コーヒーを飲んでいると、ほっとするよ…
10月10日(土) 22時~
『霧のみずうみ』
瀧乃
道ならぬ関係と知りながら、 生きる姿を確かめあう、男と女
たった一夜の恋だとしても、その想い出で生きていける。
運命に翻弄されながら、時間を越えて互いを探しあてる。季節の移ろいと男と女の恋情を美しい日本語で綴る、二つの物語。
本文をチラ見せ!
見渡す限りの桃畑だった。それが桃畑とわかるのは、つるりとした木肌の感じと、子供が無邪気に手を広げたような枝ぶりからだった。枝々には、新聞紙でつくられた虫よけの紙袋がところどころに残っている。
桃の実のひとつひとつに袋を被せる作業は、思いのほか辛抱のいる作業で、はじめのうちは遊び半分でやっていたが、すぐに腕が疲れてきて音を上げた。子供の頃によく訪れた祖父母の農園では、人手のたりなくなるその時期になると…
10月13日(火) 8時~
『世界を歩くビジネスマンになるには ――88歳から皆様に送るエール』
千田 俊章
毎日3人に会う。その習慣が、世界の扉を開く。
故郷の三陸の漁村から、東京・ニューヨーク、そしてIT大国インドへ。
日本を飛び出し七つの海を越えて活躍する、ビジネスマンの物語。
2006年刊の名著、改訂新書版。
88年の歩みから著者が導き出した、世界で通用する人間の条件。下積みから逃げず、自分に投資し、書いて残し、毎日、人に会いに行く——。これからを生きる若者へ、勇気というバトンをつなぐ1冊。
本文をチラ見せ!
私は東北の岩手県、リアス式海岸で有名な三陸町綾里というのどかな漁村で生まれ育ちました。中学までを三陸町綾里に過ごし、高校からは現在の大船渡高校で、学生寮生活や下宿生活をおくりました。寮生活では、先輩たちに恵まれて、親密な人間関係を構築し、世に出てからも助けられるような人間関係をつくることができました。
上京した大学時代は、クラスメイトとともに下宿生活をしました。貧乏学生でした。
その後、総合商社・ニチメン…
10月13日(火) 14時~
『それでもあおく輝く』
アベ クニコ
ひとかき、ひとかき、私は確かに生きている。
2011年、あの大きな波が、故郷を奪った。
それから十年、汐歌は二度目の「またか」を生きていた――
失われた“当たり前”の日々の尊さを静かに描いた青春小説。
大学で水泳に打ち込む瀬川汐歌の日常は、コロナ禍で突然止まった。
大会も合宿も消え、プールも奪われて「またか」とつぶやく胸には、故郷を津波にさらわれたあの日の記憶があった。
二度の喪失を越え、仲間とともに先の見えない日々を泳ぎ抜く汐歌は、「生きている」自分を取り戻していく――
本文をチラ見せ!
「春」が近づいている。
どんな一年間だったかで、その年度末、三月の纏う印象は違う。それなりにときを積み重ねる中で、ほんの少しだけ大人になった気になっている自分のような大学生にとっては、なおさらそうなのかもしれない。
私たち学生にとって、「一年間」という括りは、一月一日からその年の大晦日までではなく、一年一年階段を上るように過ごしてきた「年度」の方がずっとしっくりとくる。いや、私たちだけではないのかも…
10月13日(火) 18時~
『寄り添うのを、やめた。それでも子どもは育った。
――子どもを信じたフリースクールの物語――』
佐伯 和可子
ここは、⽣きる⼒を育てる場所。
不登校の⼦どもたちに必要なのは、ただ守られる場所だけではない。⾃分で選び、頼り、失敗から学び、社会で⽣きる⼒を育てること。ハートフルウェーブは、⼦どもを腫れ物のように扱うのではなく、⼀⼈の⼈として迎え⼊れてきた。「あなたならできる」と信じ、⾃由と責任を⼿渡していく。温かさと厳しさが同居する実践から、教育と⾃⽴の本質を問い直す⼀冊。
本文をチラ見せ!
2002年に「不登校生専門家庭教師事業」から始まった私たちの活動は、2027年に25周年を迎えます。不登校・引きこもり・発達障害と幅を広げ、「子どもに関する困りを抱える保護者の伴走者でありたい」という理念をもとに現在15名の職員と大分県大分市の判田という場所に施設を構えています。
25年の中で、「登校拒否」は「不登校」に名前を変え、「病気」から「誰にでも起こる状態」と認識まで変化しました。当時大分県…
10月13日(火) 20時~
『なぜ人は、分かっていても変われないのか
――知識を行動に変える「問い」の力』
永田 康秋
人は、正しさだけでは動けない。
頭では分かっているのに、現実の場面になると同じ反応を繰り返してしまう。
その理由は、意志の弱さではない。
行動の前には感情があり、感情の前には「解釈」がある。
43年にわたり人と組織に向き合ってきた著者が、変われない自分を責める前に見つめるべき“心の巡り”を解き明かす。
変わるとは、別人になることではない。
いつもの反応が生まれる手前に、問いを差し込めるようになること。
人は、出来事そのものではなく、その出来事をどう受け取ったかに反応している。
「問いで拓く心の巡りカード」を通して、自分の反応の奥にある解釈を映し出す。
自己理解、他者理解、相互理解を深め、知識を行動に変えるための、新しい対話の実践書。
本文をチラ見せ!
私は、43年間、企業という組織の中で働いてきました。
大学薬学部を卒業後、外資系製薬会社に入り、MR(Medical Representative)として営業の現場からキャリアを始めました。そのあと、事業戦略、コマーシャルエクセレンス、スペシャルティ事業、流通政策など、さまざまな部門で本部長を務め、多くの人と出会い、多くの組織の変化に関わってきました。振り返れば、ずいぶん長い時間を、成果を出すこと…
10月14日(水) 8時~
『帰ってきたマーチャントマン』
松下 順一
変幻自在のヒーロー、ここに帰還!!
あの強く優しく頼れる男、マーチャントマンが漫画になって帰ってきた!
「一日一善」を標榜する彼は、様々な場面に現れ、人間に“気づき”をもたらしていく……。
今もっともクールな道徳漫画。
本文をチラ見せ!
10月14日(水) 14時~
『思い出のマタンカルム』
豊田 恵子
異国の朝に、少女の物語が始まる。
レマン湖のほとりに建つ寄宿学校「マタンカルム」。そこでの生活は、驚き、失敗、笑い、友情に満ちていた。少女の目に映ったヨーロッパの記憶を綴る。
本文をチラ見せ!
本書は、スイスのレマン湖のほとりにたたずむ全寮制寄宿学校「マタンカルム」を舞台に、女子寮での出来事や寮生仲間や先生たちとのやり取りなどを書きました。
私がスイス留学を決意したのは今から40年ほど前のことでした。それには母の影響力が強くありました。
母は、小学生の時からスペイン舞踊を習っていました。高校に入学した時から、ずっとスペイン舞踊を続けたいと思い、スペイン大使館に留学の相談に行っていたそうです…
10月14日(水) 18時~
『胡蝶夢号の旅Ⅱ 生老病死から「いのち」をみる』
平野 俊夫
「いのち」と「平和」を巡る思索の道のり
キャンピングカーで今回は西国へ。
神話、芸術、戦争の記憶をたどりながら、今この瞬間を生ききる免疫学者の旅の記録。
本文をチラ見せ!
なぜ人は旅に出るのだろうか。目的地に着くためではなく、考えるために動き出すことがある。キャンピングカー『胡蝶夢号(こちょうむごう)』という小さな時空間は、私にとって「走る書斎」であり、「問いを立て直す場」でもある。茶室にもなる。
今回の旅は、風景を巡るだけでなく、「いのち」と「平和」を考え直す時間の始まりである。10月20日、私は胡蝶夢号に荷物を積み込み、再び旅へ出た。昨年の胡蝶夢号の旅でも実感した…
10月14日(水) 20時~
『精神的なグローバル化をリードする 韓流の底力、K精神』
全 大成
良心と共感で皆自ら世界をつなぐ
部分の目ではなく全体の目で世界を見ることから、精神のグローバル化が始まる。良心を重んじる韓国で、分断の時代の新たな倫理を古今東西の思想から編み直す。
韓国発の心の指針。
本文をチラ見せ!
「真理は簡潔である。簡潔でなければ真理ではない」という当然のことに同意して、この本も簡潔に書くよう努力した。また、専門用語を使わないように努力した。
感覚的で現実的な知識と感覚、スピリチュアルな知識と感覚、科学的な知識、哲学的な知識すべてを人間の総合的な知恵と見て、特に感覚的な知識と感覚の直感で伝える現実の生活で使う言葉を主に使い、大衆の現実の人生を中心とした議論を展開しようとした…
10月15日(木) 8時~
『南紀大島リゾート計画 ―構想集―』
岩谷 尚
故郷・南紀大島を、もう一度人が集う夢の島へ。
廃校活用、海の絶景、釣り、ロケット、医療、災害対策まで。南紀大島の未来を、郷土愛と自由な発想で描く構想集。
本文をチラ見せ!
最新のデータでは、2004年~2023年に廃校になった公立学校は8850校。施設が現存している廃校7612校のうち、活用されているものは74.4%を超えている一方、活用されていない所も約25.6%ほどあります。
活用方法は、「学校(大学をのぞく)」「公共スポーツ施設」「文化施設」「福祉施設」など。(文部科学省 令和六年度 公立小中学校等における廃校施設の活用状況)
読売新聞の「廃校へ行こう」の特集では…
10月15日(木) 14時~
『短歌集 花つれづれ』
鏡川 しょうこ
花の庭といのちを見つめて
幼い頃からの癒えない疾患があり、通院しながら盲学校に勤務、一男一女を育て、両親を見送った。その間もどこかを病むことが多かったが、花を愛し、花に癒されてきた。
かけがえのない人たちとの記憶を愛惜を込めて詠う。
本文をチラ見せ!
野の花の乱れ咲く庭ある家に 待つとはなく待つ静かな明け暮れ
風の撒(ま)く光の中に樹のことば花の囁(ささや)き聞きて暮らさむ
陽光に包まれて居て重ぬ日々 持つは少なく望み少なく
わがことは煌(きら)めく星と月光と 花より他に知る人もなし…
10月15日(木) 18時~
『なぜ、あの人だけ1億円売れるのか?
―成果を再現する転職エージェントの虎の巻―』
大橋 花織
突き抜けるエージェントには、選ばれる理由がある。
ハイクラス転職市場で勝ち残るための実践知を凝縮。
次のステージを目指す、人材紹介のプロ必読の一冊。
本文をチラ見せ!
なぜあの人だけ1億円売れるのか? 転職エージェントのハイプレイヤーを見て、そう思ったことはないでしょうか。
本書は転職エージェントの中でも上位1%より少ないハイプレイヤー達、年間一億円以上の売上を上げ続けるプレイヤーのノウハウを凝縮した書籍です。著者自身が億プレイヤーであることから、自身の行動を分析し解説している内容になっています。同業者である転職エージェントのプレイヤーと、良いエージェントとうまく…
10月15日(木) 20時~
『偲ぶ恋の熱田めぐり』
椎名 由騎
あなたの夢を阻むくらいなら、この恋は叶わなくていい。
新選組副長・土方歳三と、その許婚となった娘・お琴。
武人として名を残す大望と、三味線の師匠になる夢――互いの未来を願うほど、二人の道は離れていく。
それでも消えることのなかった想いを描く、切なくも気高い幕末恋物語。
本文をチラ見せ!
――これは、後に幕臣として最期まで奮闘した新選組副長・土方歳三(天保六年~明治二年)として名を馳せた男とその許婚となった娘・お琴の物語。己が大志のために許婚を置いて、義兄弟の契りを交わした者や同じ夢を胸に持った者たちと共に上洛した彼の人。その一団を見送った許婚の胸中とは――
お琴は戸塚村の三味線屋の看板娘で近所でも評判の美人であった。三味線の調律に対しても腕が良く、お琴目当ての客が訪れることも少なく…
10月16日(金) 8時~
『距離を感じる日々 社会的にも、物理的にも、心理的にも』
とこはれ
離れていても、届くものがある。パンデミックを経た私たちの、新しい日常。
新型コロナウイルス感染症の流行下における人々の葛藤と変容を描いた短編連作です。離れて暮らす夫婦のすれ違いやリモートワークによる生活の変化、不倫や親友の自死といった重い現実、そして夫婦の再構築など、パンデミックが突きつけた物理的・心理的な「距離」に翻弄されながらも、登場人物たちが孤独や喪失感と向き合い、改めて大切な人とのつながりや生き方を見つめ直していく姿が綴られています。
本文をチラ見せ!
やかんをコンロにかけて火をつける。
紙製のパックを破ると内側がアルミ張りになっていて、意外としっかりした作りになっていることに驚いた。それ以上にびっくりしたのは、中にドリップ式のインスタントコーヒーが2個入っていたことだ。一つのパックには一つしか入っていないと思い込んでいたけれど、そういえばチラシを見た時に、
「二つ入っているから君と一緒に飲むのにちょうどいい」
そう考えて購入を決めたことを思い出して…
10月16日(金) 14時~
『コンピュータ・ハードウェア屋の仕事と遊び』
源馬 宏一郎
コンピュータ黎明期から53年。 「ハードウェア屋」が駆け抜けた、仕事と人生。
真空管コンピュータとの出会い、次々と立ちはだかる開発トラブル、会社の合併、出向、そして定年後の新製品開発――。
日本の産業を「縁の下の力持ち」として支え続けた技術者が、波乱に富んだ53年の仕事人生を振り返る。
甲斐駒ヶ岳への挑戦、ミュシャ、モーツァルトなど、人生を彩った「遊び」の記憶も収録。
本文をチラ見せ!
このエッセイは、前半の長編1編と後半の短編4編で構成しています。
前半は、小生のコンピュータ・ハードウェア屋としての53年におよぶ職業人生をつづ
ったものです。
大学1年生の1959年に、真空管を使ったコンピュータを初めて使いました。
社会人として、長い会社勤めで、吸収合併も経験したり、事業部全体が甲府に大移動するなどを経験しました。
52歳の時、不景気でリストラの嵐が吹き荒れ、自ら探して筑波の会社に出向し…
10月16日(金) 18時~
『文転』
松崎 忠男
プライドを越えた先に、未来が見えた。
研究者人生を中途で断念した隼人。かつての隼人を目標に、研究者を目指す甥の悠太。
悠太の母親の乳癌発覚を機に、隼人は悠太に文転を迫り、半年後の本番に向けて併走する――。
受験に向き合うすべての親子へ贈る、進路に迷う心を照らす受験小説。
本文をチラ見せ!
令和6年2月25日――
東京都文京区のT大学本郷キャンパスでは、一般選抜の第2次学力試験が行われていた。
法文2号館大教室は理科一類の受験生の緊張と熱気に包まれていた。午後4時、もうまもなく数学の試験が終わろうとしていた。
神奈川県立A高校3年、下沢(しもざわ)悠太(ゆうた)は窮地に追い込まれていた。6問中まだ2問しか解答できていない。数学が頼みの悠太にとっては絶望的だ。
(あと1問解いて半分は取らないと……
10月16日(金) 20時~
『皇帝の娘たち』
庄司 早織
わたしこそが皇女アナスタシア
20世紀初頭パリ。好奇心旺盛な貴族の娘エリカは、サーカス団で働く謎の美少女マイと知り合う。マイは何か秘密を抱えているようだったが、ふたりはあっと言う間に意気投合する。その頃パリは万博が開かれており、なんといってもロシアのロマノフ王朝の皇女アナスタシアが生きているのでは?という話題で持ち切りだった。エリカとマイは持ち前の好奇心で、アナスタシアの噂を追い始めるが――。
本文をチラ見せ!
この物語は、ロマノフ王朝の皇女アナスタシア伝説を中心としたファンタジーである。
皇女アナスタシア――それはロシア革命によって皇帝ニコライ二世と、その子供たちが殺された。ただ一人生き残ったのがアナスタシア――。
そんなうわさが取りまくヨーロッパで莫大なロマノフの財産権を持つ、アナスタシアの偽物が現れては消えていた。
時は20世紀初頭のパリ。
嵐の夜――荒らされた部屋の一室で倒れている一人の老人。拷問された…
今月もお楽しみに!
