欧州ではHorizon EuropeやEuropean Innovation Council Accelerator(EIC Accelerator)といったプログラムがあり、複数国・複数機関が連携する大型コンソーシアム型プロジェクトが展開されています[3][4]

中国の研究支援は、国家自然科学基金委員会(NSFC)が基礎研究から応用研究まで幅広く助成し、米国のNSFをモデルに競争的資金を供給することで、将来のイノベーションを育んでいます。「重大新薬創制」プロジェクトは基礎研究から産業化までを一体的に支援し、多くの新薬承認を実現しました[5][6]

ここで整理すると、「米国=集積型、欧州=コンソーシアム型、中国=国家主導型、日本=点在・資金不足型」と特徴づけられます。この対比は、日本の強みと弱みを理解するうえで重要です。

資金調達の面でも、創薬ベンチャーには独特の流れがあります。立ち上げ初期にはエンジェル投資家が起業家を支え、その後、ベンチャーキャピタル(VC)や製薬企業のCVC(Corporate Venture Capital)が成長を加速させます。資金を得るだけでなく、人材紹介や戦略助言、共同研究の仲介なども含めた伴走型の支援が行われるのが特徴です。

そして、これらの投資家と出会う場としてピッチイベントが重要な役割を果たします。表1-5に、日本での資金調達ステージを示しました。


[1] NIH. Small Business Innovation Research (SBIR) Program. Available at:https://sbir.nih.gov/(最終アクセス:2025-08-31).

[2] BARDA. Biomedical Advanced Research and Development Authority. Available at:https://aspr.hhs.gov/barda(最終アクセス:2025-08-31).

[3] European Commission. Horizon Europe Framework Programme. Available at:https:// research-and-innovation.ec.europa.eu(最終アクセス:2025-08-31).

[4] European Innovation Council (EIC) Accelerator. Available at:https://eic.ec.europa.eu/(最終アクセス:2025-08-31).

[5] National Natural Science Foundation of China (NSFC). Available at:http://www.nsfc.gov.cn/(最終アクセス:2025-08-31).

[6] Ministry of Science and Technology of the People’s Republic of China. Major New Drug Creation Program. Available at:http://www.most.gov.cn/(最終アクセス:2025-08-31).

次回更新は4月13日(月)、11時の予定です。

 

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