第二部 伝えたい幸福の道しるべ16の事柄
いざって時には全力を尽くそう。見栄っ張り、意地っ張り、くそったれを見るから。
我が家の優先事項と同様、毎日の優先事項は皆異なるが、日々の優先は、決して妥当な選択をして正解ではない。ただ、見栄を優先すると、心は疲れているのに見栄を張ってしまい、しわ寄せがくるから心には素直に生きていこうと勉強になったのも、夫のおかげだ。
頼れることから頼る。母しかできないことに焦点をあてたら介護はゼロになるだろう。今は妻時間より母時間というステージとして周りに頼りながら家庭を円滑にすることを優先したのだ。
いつか子どもたちも成長して、嫌でも自立していくだろう。全部優先したいところだが、身は一つ。今では中長期的な見方でその時その時のバランスを保っている最中だ。だからしたくてもできないことは、補えるようならお願いしていくこと。
周囲に支えてもらえるように、もし、「出来ます、やります」と率先し、仕事量が増えてキャパオーバーしそうならば、手助けを依頼するのは恥ずかしいことではないし、力量がないからでもない。全力の使いこなし方を開拓していくだけで充実した達成感ある人生に近づいていくだろう。