2章 なりたい自分になる

なりたい自分になる

どういうことをして生きていこうか、僕なりに真剣に考えてみました。僕は自分で自分をコントロールできるのだから、なりたい自分にもなれるのだなと思っています。

それには「言葉」にすることが大切なのだと思いました。

そこで、僕は「なりたい自分」をワープロに書き出しました。それがこれです。

【僕は魅力的な人間だ → 僕は自分を癒やしている → 僕は二枚目だ → 僕は女性にもてる → 足が治った → 僕はゴルフがうまい → 仕事は簡単だ → 本を出した → その本はベストセラーだ  → 僕の肩書はエッセイスト・作家・物書きだ → 字が綺麗に書ける  → 整理整頓が得意だ → 英会話ができる → 健康だ → いびきをかかない → 自信はある → 安心はある → 不安はない →  悩み事はない → 焦ることはない → 恐怖心はない → 落ち込むこともない → 仕事を抱え込まない → 疲れない → 自分の思い通りに物事は進む → 自分の都合のいいように世の中回っている →  全てうまくいく】

本当はもっと長々といろいろなことを書いていますが、抜粋しました。小さなことから、大きくて現実っぽくないことまで、手当たり次第に書き出しました。

このワープロで打った言葉を、車の中や、風呂に浸かりながら、声に出して言っています。

自分を鼓舞するためのものでもあります。願望もあります。けれども、望みとしてではなく、僕はこういった人間なのだと書いてしまったのです。そして書いた言葉が現実になっていくのを僕は体験していくのです。

言葉が現実に

まず「僕は魅力的な人間だ」と書きました。言葉にも出しています。ただしこっそり言っています。

「こっそりじゃなく、人前で堂々と言えよ」とおっしゃる人もいるかと思いますが、人前で突然「僕は魅力的な人間だー」と言うのは、何か変ですよね。恥ずかしいですよね。「人前で言わなくてもいいのですか」と訊ねられれば「人前でなくてもいいのです」と僕は答えます。要するに自分の脳が理解してくれればいいのです。

では、僕はどこでこの言葉を言うかというと、一番多いのが車の中です。「僕は魅力的な人間だ」から始まり、「全てうまくいく」まで、前述の言葉を長々と言います。すると僕は魅力的な人間になってしまったのです。

「証拠を出せよ」「そんなこと信じられない」って思われるかたもおられるでしょうが、とにかく「僕は魅力的な人間なのです」

ですから「言葉」なのですよ。では僕はあなたに言います。「あなたは本当に魅力的な人間ですね」どうでしょう、あなたはどう思われますか?

否定はしないでください。「あなたは魅力的な人間なのですから」

魅力とは、「人の心を引き付けて夢中にさせる力」のことです。この力は誰でも持っているのです。

「いや、僕にはありませんよ」「私は魅力的ではありません」と言う人がいるかもしれませんが、持っているのです。気が付かないだけなのです。

とにかく「僕は魅力的な人間だ」「私は魅力的な女性です」と言ってみましょう。

「なるほど、ここが魅力的だった」「ここに私の魅力が隠れていたわ」と脳が勝手に探してくれますよ。

あなたは人の心を引き付けてやまない人間なのです。それをなぜ自分で否定するのですか? 自分を信じてあげましょうよ。本当は自分が魅力的な人間だって分かっているくせに。

他人が応援してくれなければ自分で自分を応援してみましょうよ。