近藤さんと山本さんの会話

「今井はいつも忙しい人ですよ。山本さん、僕はゆりワールドのファンですが、ゆりさんの写メ見ますか。僕は、イライラしたり、疲れたりすると見る動画です。あの、ふんわりしたゆりさんです。ファンクラブがあります」

「ぜひ、見せてください」

「サッカー編、ラクビー編、野球編があります」

携帯を山本さんに渡した。

「奥さん、すごいなぁ」と言って大笑いしています。

「近藤さん、僕も入会したいです。僕にもメールでいただけませんか」

「ええ、受付いたします。会員番号二番です」

「嬉しい。二番ですね。あまり知られたくないですね」

「最近、裕太が、いえ、中条君が気付きはじめているので、会員番号三番になりそうです。中条君は、今井と僕が弟のようにかわいがっているのです。三つ下で人を裏切らないやつです。建築会社の二代目で、後で紹介します。真面目に一生懸命仕事するので、気が合います」

「ええ、ぜひ紹介してください」今井が戻って来た。

「山本さん、すみません。ぜひ、これからも長いお付き合いお願いいたします」

「こちらこそ、ファンクラブにも入りましたので何度か来ます」

「何か入会したのですね。会う機会が多い方が嬉しいです」

「奥様は、元気ですか」

「おかげ様で僕より元気です。パワーがすごいです」

「アハハハ。今、近藤さんから写メを見せてもらいました。本当に面白い奥様ですね」

「よくよく考えてみたら僕が妻に振り回されています。おかげで毎日が幸せです」

「山本さん、今井がのろけ話をするのが、不思議です。女性はほとんど、遊びでしたからね」

「そうだったかな~」三人で大笑い。

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次回更新は9月20日(金)、20時の予定です。

 

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