小説 絵本・漫画 探偵 漫画 2023.07.13 【マンガ】生活を壊されたと感じた探偵は、依頼人に銃を向ける フェイス④ 【第11回】 ゆきもり りょう この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 ※本記事は、ゆきもりりょう氏の書籍『フェイス④』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。 第9話 逆転
小説 『泥の中で咲け[文庫改訂版]』 【第7回】 松谷 美善 母さんが死んで、一人で生きていかなければならなくなった。高校中退後、月6万円での生活。お墓も作れず母さんの骨と一緒に暮らした 一日中、使いっぱしりをして、クタクタになって部屋にたどり着き、買ってあった少しの菓子を貪り食うのもそこそこに、重たい泥のようになって、布団代わりの寝袋に潜り込む。小さい頃から運動習慣のなかった俺には毎日が、筋肉痛が出るほどキツかった。毎朝、四時に目覚ましをかけて、まだ眠くてフラフラしながら起きる。風呂のついている部屋は、最初からはもらえない。申し訳程度についた小さなキッチンの流し台で、頭を洗って…
小説 『夢を叶えた、バツイチ香子と最強の恋男』 【第46回】 武 きき 「母さんが一人で心配だ」——父さんが亡くなってから一人で暮らしていた母さんを心配し、息子は実家に引っ越すことを決意 【前回の記事を読む】父さんが倒れて、そのまま息を引き取った。母さんは、「私の手を煩わすことなく、行っちゃった。父さんらしいわ」と泣いていた草津のシンボル・湯の花が綺麗だ。硫黄の香りがたまらない。散策しながら、お土産品店へ。「これ、香子おばに似合いそうだ」と、たくさん買っている。可愛い足袋、ストール、ハンカチ、小さいポーチみたいなの。「圭、買いすぎだよ」「今日は、僕の第二の父親と大好きな香子おばさ…