マサノブ:なるほど……それで、爺さんが思っている株式投資の王道というのを教えてよ。
ミノル:それはな、例えば将来性豊かな株の長期積み立て投資信託じゃよ。アメリカならアップルや、グーグル、最近ではテスラなど、日本ではキーエンスやレーザーテックなど5年以上持っていたら、テンバガー株になってるし、他にも10年以上持っていたら10倍以上になってる株が沢山あるよ。
これらの株に共通していることは、優れた経営者が、世の中のニーズにあった事業を高いビジョンを掲げて、強いリーダーシップと強力な競争力で挑戦していることなんじゃ。
今は経営者が代替わりしているトヨタや、ソニー、ホンダはじめ、ソフトバンクG、任天堂、日本電産、など最近日本の時価総額順位の上位の企業はメンバーもいずれも素晴らしい経営者の方々が創業した企業だよ。これをとってみても、企業の経営者が企業の成長にいかに重要かわかるね。
これはアメリカのGAFAをはじめナスダックの急成長企業も創業者が素晴らしいのだろうと、思うよ。 既に亡くなったアップルのジョブズさんも素晴らしい天才肌の方だったね。そんな今話題の優良企業も創業以来、いろんな壁にぶつかりながら苦難を乗り越えて、今に至っているのじゃ。
当然株価もその間上がったり下がったりしたのだが、株主も辛抱強く成長を見守ってきたので、今ようやく大きな成果を得られたわけであり、株式投資ではいかに長期的な取り組みが重要かがわかるじゃろう。
クミ:だから株式投資の王道は長期積立投資信託なのね。
ミノル:そうじゃ、株でも仕事でも長く続けることが成功するために一番大事なんだよ。そういうことわざが沢山あるんだぞ! 例えば『石の上にも3年』『商売は牛のよだれ』『果報は寝て待て』『待てば海路の日和あり』とかじゃな。
その中でもお爺ちゃんの一番気に入ってることわざは『桃栗3年柿8年』というのがあるがその意味は文字通り桃や栗は3年で実をつける、柿は実をつけるのに8年かかる、ということだがそれが転じて物事を成就させるには長い年月が必要であるという時に使われるんじゃ。ちなみに柿の木は100年以上の寿命があるといわれ、このことわざが気に入ってる理由でもあるんじゃ。
クミ:でも長期の取り組みが重要なことはわかったけど積み立て投資信託でなければいけないの?
マサノブ:それはね、クミ。爺さんが言うように長期に続けるためには、毎月同じ日に買う積み立て投資が長続きするポイントなんだよ。
クミ:じゃあなぜ投資信託なの?
ミノル:投資信託は株主にとっていろんなメリットがあるので最近ますます人気が出てきたのだよ! お爺ちゃんの【チーム投資】は自分好みの投資信託を自由に作れるシステムだからこの後しっかり勉強しなさい。