【前回の記事を読む】太陽系惑星配列にある謎…カギを握るのは「ティアマト星」

ベガ星人が地球にやって来た

こうして誕生した新しい種族がアジア人だった。そのために使用されたのがゼータレクチル人の遺伝子だった。

アジア人創生の遺伝子実験は、主に、日本と今では海底に沈んでしまった周辺の島々で行われた。沖縄の海底遺跡がそうである。しかし、宇宙人の意図は様々あり、地球人に知恵を授けることに反対するグループもあった。その方が利用しやすいと考えていた。地球人をめぐって宇宙人同士の争いも絶えなかった。宇宙人は全て、高度に進化した平和的な存在と思うのは錯覚であり、誤解である。

紀元前三十八億年ごろ、ニビルの衝突によって付着した生命の種子「DNA」から原始的なウイルスやバクテリアが地球に誕生する。紀元前三十五億年ごろ、地球に植物の祖である藍藻類が出現する。

紀元前二十七億年ごろ、地球で一度目の文明のエルポロン文明が興る。シリウス星系の十二種族が地球に原始的な人類を誕生させ、ポラリア人と呼ばれた。これにより地球一度目の文明であるエルポロン文明が栄える。

当時の日本は現在の北極圏の位置にあり、ポラリス「北極星」の影響を受けていた。最初の根人種であるポラリア人は物質的というよりエーテル的な糸状の巨体を有していた。彼らは「アーキタイプ人種」と呼ばれ、その体は本質的には気体の性質を帯びていた。この時代は地球上の陸地は北極にあったものだけである。紀元前五億四千二百万年頃のことである。

このころ、ベガ星系種族の宇宙船が一隻再び地球の地表に降り立った。

ベガ星人が再び地球に戻ってくるまでには長い月日が経過した。ベガ星人はタイムマシンで、地球に何が起きたかを知ると再び地球に人々を入植させようと準備を始めた。そして絶え間ない雨と氷や、そのほかの方法で地球を水で浸し続け再び生命体が繁殖できるような環境を作り出した。そして再度人間と動植物が運び入れられ、地球は二度目の命が与えられた。

地球は太陽に対してこれまでとは異なる新しい角度に収まったようであった。太陽光は、今度は地球という惑星に障害をもたらさないだろうと思われた。

当時ベガ星人は動物と同じ生存本能だけで生きていた純粋地球人種と、遺伝子的な関わりを持つことで、高度な霊性と知性を持つことのできる、新しいクロマニヨン人種を誕生させた。クロマニヨンとは遺伝子操作を受けて誕生したクローン人種のことであり現在の地球人類の先祖となっている。