私にもやがて死がおとずれます。その時にもし畳やベッドで最期を迎えることができるなら、自分自身で、自分のやってきたことに、「100点はやれないけど、70点ぐらいはやれるなあ」と思って死にたいと思います。
では、そのために今、これから、あるいはいろいろな問題の解決や決断をしなければならない時にどうすれば良いか?
どうすれば将来悔いを残さず「もうええわ」と言ってその時を迎えられるのか?
ずるく立ち回れば目先は得かもしれない。けれど我が人生に悔いなし、と言って人生の舞台から退場するには、誠実を第一にするしかないだろう、そう思いました。
父がつけていた腕時計も形見として持っていますが、「もうええわ」の言葉に勝るものはない。
この言葉は私にとって一番大事な形見となっています。