私の名前は薬師(やくし)ひろみ。60才になるまで大病院の看護師だった。現在は30年前に前夫と協議離婚をしてからずっと再婚をしないで無職のまま、バツイチになった長女の直美と長男の雄二夫婦と孫1人と一緒に生活をしている。自宅は雄二が働いている金沢市の有名和菓子店から徒歩で10分程離れた場所にあり、物件を購入した時に引っ越してから16年が経過している。こんな状況を日々感謝しながら生活していた私に突然、…
家族の絆の記事一覧
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娘が交通事故に遭った。集中治療室のベッドの上の娘は朝に見送った元気な姿とは、まったく別人みたいな姿になっていた...
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エッセイ『あなたがいたから』【第17回】坂本 りの
【死】への階段を一つ一つ上っていってしまう夫。次第に右手が動かなくなり、左手も動かなくなり、目も開けなくなっていく...
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小説『泥の中で咲け[文庫改訂版]』【最終回】松谷 美善
木村のおばあさんから三千万円を騙し取った。それなのに、捕まった私の罪が軽くなるようにと嘆願書を書いてくれて…
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小説『泥の中で咲け[文庫改訂版]』【第21回】松谷 美善
年寄りの寂しさにつけ入るのは、とてもたやすい作業だった。彼らが喜びそうなことを言うと、面白いように高齢者は私に騙された
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小説『泥の中で咲け[文庫改訂版]』【第20回】松谷 美善
16歳の夏、母が脳梗塞で突然死んだ。未成年のうちから、両親がいなくなり路頭に迷ってしまった。なぜこうなってしまったのだろう…
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小説『泥の中で咲け[文庫改訂版]』【第19回】松谷 美善
「至急、入院の準備をしてこちらの病院へ行ってください」と言われ、頭が真っ白になった!
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小説『泥の中で咲け[文庫改訂版]』【第18回】松谷 美善
若い男に三千万円を騙し取られ、ぼけたと思われた私は施設に入れられた。何か月も経ったが、誰一人面会に来ることはなく…
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小説『泥の中で咲け[文庫改訂版]』【第17回】松谷 美善
「奥さん、この二年あまりで三千万円近くになりますよ。こんなになるまで気がつかなかったんですか?」と警官に呆れられたが…
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小説『泥の中で咲け[文庫改訂版]』【第16回】松谷 美善
いつの間にか異性に対する感情になっていた彼から「今月、あと二十万あれば、僕ノルマクリアなんです」とお金を無心され…。
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小説『泥の中で咲け[文庫改訂版]』【第15回】松谷 美善
「よかったら、お手伝いしますよ」と突然訪れた好青年。タダほど高いものはない。私はこのあと、身に染みて思い知ることになる…
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小説『泥の中で咲け[文庫改訂版]』【第14回】松谷 美善
後輩より給料が2万円低かったことを知ってショック…。腹を立てて転職した先は、なんと「詐欺会社」だった
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小説『泥の中で咲け[文庫改訂版]』【第13回】松谷 美善
ある朝、僕の日常は一変する。工場に出勤したときに大騒ぎになっていた。あるトラブルの原因を僕のせいにされ…
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小説『泥の中で咲け[文庫改訂版]』【第12回】松谷 美善
監禁されているここから絶対に生きて帰りたい…。ある明け方、今だ!と直感し、そっと音を立てないように、立ち上がったところ…
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小説『泥の中で咲け[文庫改訂版]』【第11回】松谷 美善
マッチングアプリで出会った男に騙され監禁。そこには複数の女性がいて、上の階からは「お願い、殺さないで」と懇願する声が…
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小説『泥の中で咲け[文庫改訂版]』【第10回】松谷 美善
マッチングアプリで出会った男性と夜の11時に待ち合わせ。渡された紙コップを一気に飲み干してしまったところ、記憶がなくなり…
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小説『泥の中で咲け[文庫改訂版]』【第9回】松谷 美善
16才で母を亡くした。一人で生きていくために頼った見ず知らずの相手はヤバい連中だった。連れて行かれた先で見たものとは…
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小説『泥の中で咲け[文庫改訂版]』【第7回】松谷 美善
母さんが死んで、一人で生きていかなければならなくなった。高校中退後、月6万円での生活。お墓も作れず母さんの骨と一緒に暮らした
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母さんが死んだ。葬式はできず、骨壺に入れられて戻ってきた母。父からは「かかったお金はお前が働いて返せ」と請求書を渡され…
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小説『泥の中で咲け[文庫改訂版]』【第5回】松谷 美善
もう、手の施しようがないと言われた母。離婚した父を頼ったが、面倒臭そうな反応をされ…。そしてたった四日で母さんは死んだ