初めのうちは要領がうまくつかめず、なかなか売れなかったが、ある家でうまく売れてからは、コツがつかめたというのか、あるいは欲の皮の突っ張った人が多かったのか、売れるようになった。一口百万円もする商品を何口も買う人がいた。半年もたつ頃には、俺の銀行口座には大金が貯まっていた。そろそろ、この仕事も辞めようかなと思っていたら、折よく会社から、次の一軒を最後に姿を消すように言われた。指定された相手は、女性…
[連載] いたずらな運命・置き去り 【文庫改訂版】
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小説『 いたずらな運命・置き去り 【文庫改訂版】』【第2回】KAZUSHI
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