【前回の記事を読む】「お前を友達と思ったことはない。ただ――」冷酷な一言の後、男が下した予想外の決断とは「梨杏が死んだことで生きる意欲を失ったんじゃないかな。とにかく気にするな。せめてこれからは皆明るく生きようじゃないか」金清は笑顔でそう言うと、席を前にずらして、二人に椅子を勧めた。「今城蒼の自宅を捜索した時に彼の部屋から梨杏の遺書が見つかった。自分が中村大聖と石川嵐士を殺したと自白する内容で、…
[連載]眠れる森の復讐鬼
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小説『眠れる森の復讐鬼』【最終回】春山 大樹
手紙に書かれていたのは「死をもってこの罪を償います」――紙がくしゃくしゃになるほど強く握りしめ、彼女の名前を何度も呼んだ
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小説『眠れる森の復讐鬼』【第46回】春山 大樹
「お前を友達と思ったことはない。ただ――」冷酷な一言の後、男が下した予想外の決断とは
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小説『眠れる森の復讐鬼』【第45回】春山 大樹
あいつらが同じ病院にいると聞いた瞬間、「もう終わりよ」と半狂乱で泣く彼女…その時初めて、彼女が何をされたのか知ってしまった。
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小説『眠れる森の復讐鬼』【第44回】春山 大樹
「それからが地獄だった。毎晩彼女の夢を見た。彼女が振り返って俺に向かってにこっと笑う。そうすると彼女の全身が炎に――」
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小説『眠れる森の復讐鬼』【第43回】春山 大樹
“8年間も昏睡状態”のはずの元いじめ被害者が夜中に動き出し、次々と加害者たちに手をかける…その驚愕のトリックを解明!
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小説『眠れる森の復讐鬼』【第42回】春山 大樹
不自然な当日の行動。直接卸業者から薬剤の購入――全てを明らかにするために海智と一夏は蒼の元へ
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小説『眠れる森の復讐鬼』【第41回】春山 大樹
看護師が語る違和感と混乱…蒼医師の不可解な行動と試験モニター導入の裏にあった密室殺人の真相とは
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小説『眠れる森の復讐鬼』【第40回】春山 大樹
「彼女は本当に犯人だったのか?」監視カメラが暴いた新事実が明らかに。そして記憶を遡り、見えてきたものとは…
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小説『眠れる森の復讐鬼』【第39回】春山 大樹
事件が終わり退院の日を迎えた。しかし、何か割り切れない違和感を感じて眩しい光から視線を避けた時に目に入ったのは……
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小説『眠れる森の復讐鬼』【第38回】春山 大樹
「あの世で娘と幸せになりたいの…」――娘をいじめていた加害者たちを次々と手にかけた母親。さいごは岬の展望所で…
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小説『眠れる森の復讐鬼』【第37回】春山 大樹
それからもう1人…全身麻痺と聞いていますから、鼻と口に濡れタオルを押し当てて息を止めるのは容易いでしょう。
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小説『眠れる森の復讐鬼』【第36回】春山 大樹
「二十時十四分、ご臨終です」…心臓マッサージにあわせて、華奢な体はベッドの上でバウンドを繰り返した。
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小説『眠れる森の復讐鬼』【第35回】春山 大樹
「おいっ誰か来てくれ!」――花火大会の夜。遂に決意して「俺、お前のこと…」と話し始めたその時だ。男が大声で叫ぶ声が聞こえ…
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小説『眠れる森の復讐鬼』【第34回】春山 大樹
花火大会で高校生の時に仕立てた浴衣を着るのを楽しみにしていた全身火傷で昏睡状態のいじめ被害者
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小説『眠れる森の復讐鬼』【第33回】春山 大樹
その時、ずりっずりっ…と布が擦れるような音がゆっくり近づいてくるのが聞こえた。その音は俺の病室の前で急に止まり、そして…
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小説『眠れる森の復讐鬼』【第32回】春山 大樹
いじめ加害者女から花火大会に誘われ、「あの女が俺に振られた時にどんな惨めな顔をするのか見物じゃないか」と笑う元親友
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小説『眠れる森の復讐鬼』【第31回】春山 大樹
どのメディアも彼女を犯人扱いした。ネットの書き込みはさらに酷く、顔写真や住所まで特定しようとするふざけた輩まで…
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小説『眠れる森の復讐鬼』【第30回】春山 大樹
「何があった」その言葉をきっかけに、彼女は肩を震わせ嗚咽を漏らし始めた。そして「警察は私を疑っているみたい。脅された」と…
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小説『眠れる森の復讐鬼』【第29回】春山 大樹
「お母さんにも何度も謝った。あの子のために何かしたくてこの病院で働いてる」と泣く、彼女を昏睡状態に追い込んだ元いじめ加害者
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小説『眠れる森の復讐鬼』【第28回】春山 大樹
「不審死した二人と元同級生である看護師について、警察が関連を調べています。」…非常にまずい。これではまるで彼女が犯人だ