「どうしたん?勃たんの?」

亜里沙が、冷や汗をかきながら必死に自分のモノをしごいている僕の背後から声をかけてくる。

「いやー、なんか調子悪くて……飲みすぎたかなー」

酒なんてほとんど飲んでない。僕の必死の苦し紛れの言い訳だった。

「ふーん」

亜里沙はそういう僕の言い訳を全部見透かしてるような「ふーん」を言うと、そのまま寝ころんだ。亜里沙の家。全裸でベットの上で寝ころぶ亜里沙。部屋は薄暗いが、普段隠しているところが全て見えている亜里沙の姿。

初めて見る生の女性の性器で、これから人生初セックスだという夢にまで見た状況なのに、僕のあそこは萎んだままだった。

くそう、立て! 立つんだ!

明日のジョーの会長ばりに立て!と自分のモノを叱責しながら、なんでこんなことになったのか考える。

大学デビューを決めて、農学部の一軍の女の子たちと仲良くなった。そのきっかけは僕が教習所のバスで、亜里沙に声をかけたからだ。グループ交際が始まり、みんなで宅飲みしたり学食でダベったりオレンジデイズのような日々を過ごした。

新一郎とその一軍の女の子の一人が付き合いだしたときくらいから、僕と亜里沙は二人きりでも会うようになっていた。

待ち合わせて一緒に教習所に通ったり、お互いが見たいと言っていた映画をイオンまで見に行ったり、その流れで、ごくごく自然に僕は亜里沙の家にあがった。

世の大学生が誰も気にしてない本当は二十歳からというルールがある缶チューハイを二人で飲み、見てもないテレビをつけて、適当に大学の話なんかをしながらごくごく自然な流れでキスをした。

このキスの時点では僕のあそこは勃っていた。なんなら亜里沙の服を脱がして、胸を揉んでるときなんかは張り裂けそうなくらいギンギンだった。

でも、これがいざ。いざというときになり、前もって予期して買っておいたコンドームをつけようとしたとき、変な緊張感が生まれて、あそこはみるみる萎んでいった。

次回更新は5月2日(土)、21時の予定です。

 

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