3月の新連載のお知らせ

出会いと別れの季節。もうすぐ春がやってきます。
3月は24作品がスタートです!


3月18日(水)
7時~『蒼ざめた月の光』林 歩
8時~『夕日可愛』奈良 毅彦
14時~『続・バカげた風評道徳』西岡 仁克
18時~『改訂版 胆石博士が教える胆石症の話』磯谷 正敏
20時~『創薬ベンチャー大全』鈴木 聡
21時~『暮らすように旅をした』河野 民枝
22時~『コミュニケーションおばけ海を渡る』林田 慎吾
 

3月19日(木)
7時~『宵蛍』塙 晶
8時~『オールtooヒューマン』坂本 雅俊
14時~『アジアの若者とまなび未来をつくる』下出 憲一
18時~『背徳と熟愛のはざまで』水沢 むつき
20時~『tori studio approach』アクティングコーチtori
21時~『ブンヤ魂』山下 信義
22時~『米国企業法務ハンドブック』伊藤 勝
 

3月22日(日)
11時~『悲しみの底で見つけたもの』吉村 うにうに
 

3月23日(月)
7時~『記憶は消えてしまうから2』三浦 周二郎
8時~『あした会社がなくなっても』桐生 稔
14時~『和の食材がもつ健康パワー』関上 勇
18時~『キンタマなんかくれてやる』緒方 ケント
20時~『魔界のアリス』のはらきつね
21時~『貴女の物語 その続き』神山 知之
22時~『ライ麦畑の木偶の坊』碧海 彰人
 

3月24日(火)
7時~『不安は意欲』東谷 慶昭
8時~『万葉の里』渡辺 忠夫

3月18日(水) 7時~

『蒼ざめた月の光』
林 歩

二人は孤独な日々を照らす互いの光だった

 
 

 

高校を中退して美容師として働く冨良人(ふらと)は、心を病む明愛花(ありさ)と出会い、次第に心を通わせていく。ところが突然、明愛花は自ら命を絶ってしまう。残された冨良人は、明愛花とのはかなく幸せなひとときを胸に生きる意味を問い直す。人間関係に傷つきながらも懸命に生きる若者たちをそっと見守る物語。

本文をチラ見せ!

「ねぇ冨良人……。こんなの恥ずかしいよ……」
埼玉県さいたま市の鐘塚公園で花を持たされた月本 明愛花(ツキモト アリサ)。
「いいのっ、いいのっ、そのままっ、そのまま」
彼女をスケッチする僕は、大空 冨良人(オオゾラ フラト)。風に揺れる彼女の長く細い髪の一本一本を、僕は素早く、けれど丁寧に捉えていく。照れながら周囲を気にかける明愛花に「ほらっ、動かないのっ」。明愛花は、むくれた表情で「うぃ~っす」と返し、僕を見つめる⋯⋯

3月18日(水) 8時~

『夕日可愛 ―ある教師の回想2―』
奈良 毅彦

40年間の教師人生で見つけた「本当に大切なもの」

 
 

 

荒れた学校での生徒指導、特別支援学級の生徒たちとの授業。
すべての経験が私を教師として、人として成長させてくれた。
定年まで教壇に立ち続けた著者が贈る、現職教師・未来の教師たちへのメッセージ。

本文をチラ見せ!

前作「冬日可愛(とうじつあいすべし)」を執筆し、刊行させて頂いてから二年が経過した。
前作では、中学校の教員になるまでの経緯や教職に就いて間もない頃の失敗談、そして着任した一校目、二校目の経験の中で、その都度考えたことを書き綴ってみた。それによって、ほんのわずかでも現職の先生方を励ますことにつながらないかと期待してみたのだが、いまだ微力にも到っていないようである。
今回は、職場の異動を繰り返す中で、…

3月18日(水) 14時~

『続・バカげた風評道徳 一時間で読める人生のぼやき』
西岡 仁克

緊急事態の『日本』に一言物申す

 
 

 

何が正しくて、何が間違っているのか。現代社会を有利に生き抜くためのヒントがつまった、人生のバイブル本。

本文をチラ見せ!

この度は、【続・バカげた風評道徳】をご購読下さいまして、有難うございます。

前回出版した同本の初版が、あまりにも高いご好評を頂き、第二版を出版して欲しい、との多くの方々からのご要望により、今回、「続編」を出版する事になりました。

最後まで、ご愛読下さり、読後感の評価など、ご意見を、頂戴できれば光栄です…

3月18日(水) 18時~

『改訂版 胆石博士が教える胆石症の話 胆石で肝臓も膵臓もわるくなる』
磯谷 正敏

小さな石が、大きな脅威に!

 
 

 

医師と患者との掛け合いによるQ&A形式で綴る本書は、「胆石はなぜできる?」「放置するとどうなる?」といった素朴な疑問に答え、胆石の怖さと向き合うきっかけを与えてくれます。
飲みすぎ食べすぎの人は要注意です!

本文をチラ見せ!

肥満人口やアルコール消費量の増加などによる胆石形成のリスク因子の動向から、5パーセント程度といわれていた本邦における胆石保有者は、年々増加していると推測されています。2017年9月に放映されたNHKの人気番組「ためしてガッテン」では、胆石保有者は最大で1,000万人以上と紹介されていました(「油断大敵! 保有者1000万人“胆石”の事実」の回)。
このように多くの方が持っている胆石ですが、胆石というと、…

3月18日(水) 20時~

『創薬ベンチャー大全
薬業支援家――医療の未来を支える新しい挑戦者たち』
鈴木 聡

研究だけでは、新しい薬は生まれない。 未来を拓くのは「薬業支援家」という第三の専門職。

 
 

 

創薬ベンチャーの成功に必要なのは、革新的な技術だけではない。
起業家の背後で制度の迷路を読み解き、投資家に伝わる言葉に翻訳し、多様な専門家を束ねる“橋渡し役”になることだ。
創薬を動かす隠れた実務と戦略を徹底的に可視化する一冊。

本文をチラ見せ!

あなたは日々の生活の中で、薬とどのように関わっているでしょうか。
風邪薬や花粉症の薬から、高血圧・糖尿病の治療薬、そして世界を揺るがせた新型コロナワクチンまで――薬は、あなたのすぐそばで健康を支え、ときに命を守ってきました。
けれど、その薬がどのように生まれ、どんな人たちの挑戦によって患者に届いているのか。多くの人は、まだ知らないままです。
新しい薬の「種」を見つけ、研究室の成果を患者に届く製品へ育て上げる…

3月18日(水) 21時~

『暮らすように旅をした フランス街歩き紀行』
河野 民枝

パリも美しい村も。ひとり気ままな旅の記憶

 
 

 

朝のクロワッサン、路地裏の散策、そして気さくなおしゃべり。
時には、交渉ごとも旅のエッセンスに変えてしまう。
著者が魅せられた “生きることを楽しむ国”フランスの日常。また旅に行きたい、そう思える出会いがあった
・パリジャンの隠れ避暑地、ノジャン・ル・ロトルーの人たち
・夢のような可愛い町コルマール
・ミモザの花束を買っての街歩き
・定宿ホテルでの夜中のトラブル
・合気道の好きな若者との出会い

本文をチラ見せ!

フランスを初めて旅したのは1979年のこと。2歳と7歳になったばかりの二人の娘との1か月弱のフランス、スイスの旅だった。それから40年近く、独り旅をメインに、時には絵描きの夫や下の娘を同行して旅を重ねてきた。

もともとフランス文学や哲学を愛読し、大学でも専門ではないが仏文や仏語のクラスに参加もしていた。
何よりフランス政府観光局六本木事務所(当時)の『生きることを楽しむ国』というテーマに強く同感していた…

3月18日(水) 22時~

『コミュニケーションおばけ海を渡る』
林田 慎吾

52歳、失敗だらけの旅エッセイ

 
 

 

英語は話せない、トラブル続き、それでもフィジーの村に一人で3泊した。台湾ではスーツケースを失くし、空港では何度も止められ――失敗だらけ。だけど笑った、泣いた、人と繋がった。52歳の地方公務員が、観光より人を求めて海を渡る。宮崎から5カ国へ、等身大で描く旅の喜び。

本文をチラ見せ!

たまたま、下馬評で不本意にも、あるいはただただ著者の知り合いだから、この書を手にした方へ。
はじめまして。林田慎吾と言います。
妻と母と3人暮らし。子なし(ししゃもの逆)。
新婚旅行のパイオニア、宮崎県。それもひと昔、いや、10昔前の話か。そんな、どんな? 宮崎県は日向市、人口5万6030人の町に在住。僕は今年の夏で52歳に。
今日は2025年10月6日。早朝、秋晴れ、運動会日和。涼しい朝。
野良猫が玄関に…

3月19日(木) 7時~

『宵蛍』
塙 晶

立ち上がれ、あなたは弱くない。

 
 

 

非正規の職場で、ブラックな現場で、人は傷を抱えながら生きている。
死者が残した意思が“弱き者たち”を繋ぎ、やがて大きな浮力となる。
――静かな救済の物語。

貧困、孤独、喪失、格差…。
社会の矛盾の中、溺れたままでいいのか?
――沈みゆくその手を、引き上げたい。

本文をチラ見せ!

テツが見せてくれた写真が甦ってくる。事件を起こし自死した先輩の顔だ。誰かに似ている。誰かに……と思いながら、出てこない。彫りの深い顔立ちの眼窩は、湖底にたゆたう骸そのものだった。眼窩の奥底がそう見えてしまうから、イケメンだろうとテツに言われても、即座にそうだねとは言えなかった。この世の因業に抗い尽くせぬ憤恨すら抱かせた。
恩師の岡ちゃんに、情の厚い底意地のあるいいやつとまで言わせ、後輩のテツには…

3月19日(木) 8時~

『オールtooヒューマン』
坂本 雅俊

私たちが言葉を交わすたび、新しい幕が上がる。

 
 

 

人間の触れ合い、すれ違い、語り合い……。
その一瞬の鼓動が、舞台も人生も動かす。その軌跡を描いた、八篇の戯曲集。

『オレとボクの秘密』『よすが』『レンタル』『ミ・コラソン』『踊る狛犬』『ブエン・カミーノ』『姉妹』『時を駆ける中今輝代 愛を語る』八篇を収録。

本文をチラ見せ!

♪『15の夜』作詞・作曲・歌 尾崎豊。
総合病院の救急医療現場。舞台中央にベッド。金髪の青年清水由起夫が心肺停止の状態で横たわっている。看護師の水沢がAEDの準備をしている。機器の作動音、医療スタッフの声が響き渡る。

水沢 先生、お手伝いありがとうございます。ホント助かります。
恵一 久しぶりだから自信ないんだけど。他の人に頼めない?
水沢 みんな救急で手が離せないんです。お願いします。
恵一 分かりました。じゃあ……

3月19日(木) 14時~

『アジアの若者とまなび未来をつくる 新宿歌舞伎町の日本語学校から』
下出 憲一

教室に、“世界”が集まる

 
 

 

新宿歌舞伎町の教室に集うのは、中国、モンゴルを始めとするアジアの若者たち。
多様な背景を持つ彼らが最初に通る道である日本語学校で、日本語を教え、成長に立ち会い、夢を実現させる手伝いをする。
日本語教師として現場に立ち続ける著者による10年間の記録。

本文をチラ見せ!

「お勤め先は?」「はい、新宿歌舞伎町です」。長年一介のサラリーマンとしてお堅い金融関係の仕事をしてきた私にはなんともミスマッチな場所に今の職場はある。お堅い仕事に長年携わりながらも、私の頭からはなぜか言葉、特に日本語への関心が離れなかった。詳細は本文に譲るが、最後の会社を退職後、念願の中国の大学での日本語教師を経験した。帰国してからしばらくボランティアや個人教授の日本語教師をしていたが、それでは…

3月19日(木) 18時~

『背徳と熟愛のはざまで ―女性用風俗セラピストと私―』
水沢 むつき

求めたのは性愛?それとも純愛?

 
 

 

鬱を抱えたアラフィフの女性教師が辿り着いた女性用風俗。
そこで出会ったセラピストは、彼女の心を癒し、思いがけず特別な存在となっていく――。恍惚のインモラル・ラブ。

本文をチラ見せ!

私はこれまで、その辺にあるようなありきたりな人生を送ってきた。名前は「みつき」。
人と違うことといえば、結婚して出産してからも小学校の教員として仕事を続けてきたこと。世の中の男性と肩を並べてバリバリと仕事をしてきた。地方公務員の中でも、教員という世の中からは厳しい視線を注がれる専門的な職業。でも、やりがいはあり、自分で言うのはおこがましいけれど、他の同僚よりは仕事をしっかりとして、認められてきた…

3月19日(木) 20時~

『tori studio approach』
アクティングコーチtori

このメソッドさえあれば、演れる。

 
 

 

長年の俳優育成の現場で磨き上げた“アプローチ”は、俳優の内側に眠る「欲求」「衝動」「思考」を呼び覚ます。
これは、<役>として生きることができる革新的メソッド。

国境や文化や言語や時代を超えて、観た人達をなにかしらの形で大きくする事が、私たち、映画や演劇に携わる人間の使命です。(本文より)

本文をチラ見せ!

私達は、プロの俳優として、自覚と責任を持ち、
尊い芸術である映画、演劇に敬意を払います。

私達は、プロの俳優として、今日という二度と訪れない一日を
100%全力で自己の芸術の探求に向かいます。

私達は、プロの俳優として、甘えを一切排除し、演技を通して社会に貢献します。

私達は、プロの俳優として、
ポジティブなエネルギーを映画、演劇の場に持ち込みます。

私達は、プロの俳優として、勇気をもって、
恐れることなく新しいことに果敢にチャレンジします…

3月19日(木) 21時~

『ブンヤ魂』
山下 信義

警察×記者、事件を追うそれぞれの矜持に迫る。

 
 

 

元マル暴刑事が描く、報道と捜査の最前線。
本当の正義とは何か。情報と信念が交差する中で警察、記者、暴力団、それぞれのリアルがぶつかる人間ドラマ。

本文をチラ見せ!

捜査機関と報道機関は事件報道を巡って対立する場合が多々ある。
代表的なパターンは、「明日にも逮捕か」の前撃ち報道である。
これは、暴力団などの組織犯罪事件においては「逃走してください」というようなものであり捜査におけるダメージは計り知れないものがある。
報道の自由は、憲法二一条で保障されるもので尊重すべきことは言うまでもない。
この背景には報道機関記者それぞれが持つ「ブンヤ魂」がある。
「ブンヤ」とは…

3月19日(木) 22時~

『米国企業法務ハンドブック』
伊藤 勝

日本とは“常識”が違う法務リスクに備える

 
 

 

英文契約からM&A、独禁法、人事制度まで――訴訟社会の米国で日本企業が直面しやすい法務リスクを、実務経験に基づき体系的に解説する。今日から使える“米国ビジネス法務の実務”をまとめた一冊。

本文をチラ見せ!

多くの日本企業が米国企業と取引をしたり、米国に子会社を持って現地で事業活動を行っています。そこで、筆者の経験をもとに、何に注意すれば良いか、実務的にどういった対応をすれば良いのかなどをまとめてみたいと思っておりました。ということで、従来折に触れて勉強したことやメモしていた事項を整理して、この本にまとめました。

米国においては訴訟が日常化しており、ビジネスに影響を与えているように思います。また、…

3月22日(日) 11時~

『悲しみの底で見つけたもの ~猫さんが生きた八十九日間の記録』
吉村 うにうに

幻冬舎ルネッサンス主催『第2回わたしの生きがいコンテスト』特別大賞受賞作品。

 
 

愛猫であるノルウェージャンフォレストキャット「猫さん」の闘病記。ほんのわずかな兆候がすべての始まりだった。そこから次々と過酷な症状が彼女を襲う。それでも猫さんは、苦しみを隠し気高く振舞い、最期まで家族に寄り添おうとする。病状が進行する中で見せた奇跡の数々。そして、悲しみと葛藤の先に見つけたものとは。

本文をチラ見せ!

それは、もっと先の話だと思っていた。
我が家の猫さん、顔の上半分から背中にかけては金色に輝くような茶色、顔の下半分からお腹、脚先にかけては真珠のような色、いずれも長いビロードのような毛に覆われている女の子で九歳になるのだが、二〇二四年秋の健診でも血尿が出ていて多少気には留めていた。以前の尿検査でも血尿はあり、こんな可愛らしい猫さんにも弱点はあるのだなと苦笑しつつ、健診先であるかかりつけの先生に相談していた…

3月23日(月) 7時~

『記憶は消えてしまうから2
認知症の母との20年、ときどき修羅場、ほぼ喜劇』
三浦 周二郎

母との暮らしはまるで毎日が即興劇!?
くすっと笑えて癒される、ショートエッセイ第2弾

 
 

 

よい認知症介護者は、よい役者でなければならない――
何回同じことを聞かれても、初めて聞いたように驚くのは日常茶飯事!

■小さな独り言も、母の地獄耳に拾われてしまう!
■長持ちさせるため、花瓶に生けられたネギの悲劇
■父が30回分の入浴剤をたった一回で使い切った!?
■男性に間違えられるほどボーイッシュな愛妻

母の介護も家族の珍事件も。
台本なし、リハーサルなし。個性的な一族の驚きと笑いに満ちたエピソードが満載!

本文をチラ見せ!

本書を手に取っていただき、ありがとうございます。
『記憶は消えてしまうから~認知症の母との5110日~』(幻冬舎)の続編となります。でも、ご安心ください。この本から読んでも、話がわかるように書いてあります。それどころか、どのページの、どの章からお読みいただいても、基本的には話がわかるようになっています。
母の認知症をきっかけに、私は本書に掲載されているような短文を、友人たちに向けて、SNSで公開するように…

3月23日(月) 8時~

『あした会社がなくなっても 自分軸発見バイブル』
桐生 稔

“コンプライアンス”という言葉はこの会社の不祥事から始まった

 
 

 

2008年、業界最大手の人材派遣会社が突如廃業した……。
実際の事件をもとに、企業崩壊の裏側と現場のリアルを描いたビジネス小説

業界最大手として飛躍していた派遣会社ナイスホープは、2007年末から違法派遣の実態が次々と報じられ、行政処分と世間の批判に追い詰められていく。ついに「派遣免許取り消し」が決定し、2000名全員の解雇が発表されると、社員の怒りや涙が爆発し、桐谷自身も心の限界を迎える。雨の中で「会社を辞める」と叫んだその瞬間、桐谷は初めて“自分の人生のハンドルを自分で握る”という決意を手にする。企業崩壊のリアルと、自分軸回復の瞬間を描いた成長の物語。

本文をチラ見せ!

2007年12月21日(金)。
六本木の賑やかなバーで、桐谷悟(きりたにさとる)は合コンの真っ最中だった。
フロアは数百人の男女で埋め尽くされ、酒と笑い声が飛び交っている。

「桐谷さん、中岡さん来ないっすね」
後輩の夏野が心配している。

中岡といえば管理本部の本部長で、桐谷より5つ年上。無類の合コン好きとして社内でも有名で、どんな合コンにも誰よりも早く会場入りする男だ。
しかし、今夜はどういうわけか姿を見せない…

3月23日(月) 14時~

『和の食材がもつ健康パワー 令和版養生訓』
関上 勇

真の健康長寿のカギは、日本の食文化にあり

 
 

 

納豆、ワカメ、味噌——日本人が当たり前に食べてきた食材には、病気を予防する力があった!
現役医師が、豊富なデータと臨床経験をもとに「食と健康」の因果関係を徹底解説。

骨折、糖尿病、高血圧、感染症予防まで。この一冊で「食べ方」が変わる!

あなたの知らない、和食の底力に迫る
・コロナの死亡率が日本で桁違いに低い理由とは?
・納豆消費量と骨折率の「西高東低」の関係性
・長寿県の秘密は、発酵食にあった!
・岩手県はなぜコロナに強かったのか?

本文をチラ見せ!

私は小児科医として約40年間医療に従事してきました。昭和、平成、令和という時代の移り変わりとともに医療の現場を見続けて感じたのが、「食」の重要性です。「医食同源」とはよく言われる言葉ですが、まさにそれを実感することばかりです。食べるものによって病気にかかったり、かからなかったりと、「食」は健康を大きく左右します。
私は医師として、一人でも多くの方が健康で幸せな人生を歩んでほしいと願っています…

3月23日(月) 18時~

『キンタマなんかくれてやる』
緒方 ケント

わずか十五グラムの誇りが、人生を変える。落ちこぼれ医師の痛快成長記。

 
 

 

小さな漁師町で育った青年は、「落ちこぼれ」と呼ばれながらも医師だった父の背中を追い続けた。やがて病院経営の危機に直面したとき、ゴールデンボールが意外な形で病院を救う。数々の試練を越え、地域医療の最前線に立つまでを描いた、ひたむきで力強い人間ドラマ。

本文をチラ見せ!

わずか15グラム──
それは、小さな「ゴールデンボール」一つの重さ。
しかし、そのわずかな重みが、時に人生を、そして組織の運命さえも大きく揺るがすことがある。

本来ならそれは、男性ホルモンを分泌し、未来へ命をつなぐための器官。
だが、僕にとってはそれ以上の意味を持っていた。

どんな人生にも必ず色がある。
灰色に見えた日々にも、必ずどこかに小さな灯(ともしび)がともる。

生きていれば、何度も試練が訪れる。
夢を諦めるのか、それとも立ち向かうのか…

3月23日(月) 20時~

『魔界のアリス』
のはらきつね

この扉をくぐったら…、そこはもう異世界

 
 

 

現代日本の片隅にある安倍晴明の屋敷は、今では妖たちの駆け込み寺。かつて晴明に拾われた狐の化身である葛の葉は、同じ晴明屋敷に住む、朱雀、白虎、青龍、玄武ら四神たちと、異世界と現実を行き来し、数々の歪みやトラブルと対峙していく――。
陰と陽が絡み合う、祓いと救いの物語。

本文をチラ見せ!

「あ、こいつ憑依されやがった」
いきなり朱雀(すざく)が言った。
さっきまで気の毒になるほど真剣な表情をしていた、葛(くず)の葉(は)の目から大量の涙が流れだしたと思ったらゆらゆら体を揺らし、
「なんであの人が死ななければならなかったのじゃ、晴明(せいめい)様が死ねばよかったのに」
とわめいた。
何を言うかおまえは、と言おうとした晴明より早く朱雀が、
「何やってんだ、この馬鹿」
言いながら平手打ちを放ったが、葛の葉の体が…

3月23日(月) 21時~

『貴女の物語 その続き』
神山 知之

貴女の物語は終わりではなく、新たな始まりだった

 
 

 

夢で出会った少女を追いかけた男は、いつしか奇跡の物語に協力している自分に気づく。
彼女はいったい何者なのか?
偶然とは思えない運命が重なった先に導かれる、“記憶”を辿るミステリー小説。

本文をチラ見せ!

世の中でスターになれる確率ってどのくらいあるのだろうか。
どんなに素質に恵まれていても、たどり着けなかった人が何人もいる。数少ないチャンスを見逃さず、自分を磨き続け、常に挑戦する心で運命を切り開くことができた人間だけがスターの称号を手にする。
ただし幸運の女神を味方につけていなければ、そこにはまだ乗り越えられない高い壁が存在する。もし努力だけで上手く越えられたとしても、運がなければ長くは続けられない…

3月23日(月) 22時~

『ライ麦畑の木偶の坊 ~綾瀬亘の大学戦記~』
碧海 彰人

日本の大学教育に明日はあるのか? AI・組織・権威、〈知〉をめぐる静かな戦記

 
 

 

主人公・綾瀬亘(わたる)。

単位取得目的の剽窃とAI生成文。
「学び」を消費者活動とする学生。
商業的利益を優先し、「学び」と「教育」の意味を見失った大学組織。
そして、学問の世界に潜む嫉妬と権力構造。 

現代日本のアカデミアに張り巡らされた無数の糸のなかで、綾瀬は一人の大学教員として、静かに、しかし決して折れずに言葉と姿勢で抗い続ける。

本作は、大学という舞台を通して描かれる、知の倫理と誠実さをめぐる〈戦記〉である。
そこにあるのは静かな怒りと抵抗であり、勝利は存在しない。
しかし、それでもなお失われない希望と賭けが、ここにある。

『ライ麦畑の木偶の坊』という逆説的なタイトルが示すのは、矜持と諦念のあわいに立ち尽くす現代人の姿であり、同時に、示されるべき<知性>のロールモデルでもある。

近くで見れば悲劇、遠くから見れば笑えない喜劇。
学生及び教育関係者はもちろん、逃げずにその場に立ち続けている、すべての<大人>に捧げる物語。

本文をチラ見せ!

「有谷(ありたに)くん、何のつもりですか? 今回のこと、土下座したらチャラになると考えているのですか?」
有谷は一瞬表情を強張(こわば)らせたが、再び床に手をつき、顔を伏せながら言葉を続けた。綾瀬にとって他の男子学生と区別がつかない韓流アイドルを真似たヘアスタイルの後頭部と背中からは、有谷の感情が読み取れなかった。
「いえそんなつもりはないです。綾瀬先生に本当に謝りたいだけです。申し訳ありませんでした…

3月24日(火) 7時~

『不安は意欲 働く人のメンタルヘルス』
東谷 慶昭

心が折れる前に自分を楽にできること

 
 

 

「不安は“うまくやりたい”という強い意欲の裏返し。不安になって、悩んで良いのです」。

働き続けるために自分の考え方をどう変えて、心をどう守るか。診療で使われるメッセージを集めた、働き疲れた時に開きたくなる一冊。
読むと心が満ちてくる。頑張り過ぎのあなたに

本文をチラ見せ!

私は心療内科クリニックを開業して、特に職場で働く人のメンタルヘルスに力を入れてきました。不眠や気持ちの落ち込みがあることはとてもつらいことであり、対応が必要になります。
眠れないから睡眠導入剤、不安な気持ちには抗不安薬を出せば解決するかというと、そう簡単ではありません。不眠ひとつとっても、
・疲れて調子が悪くなったのか、
・職場でショックなことがあったのか、
・人前での大きな発表を控えているのか、
・加齢とともに…

3月24日(火) 8時~

『万葉の里』
渡辺 忠夫

千三百年の時を超えて紡がれる、言葉と心の物語。

 
 

 

大学の親友、香織が忽然と姿を消した。加奈子に残されたのは、香織が作った一首の和歌。回文としても成り立つその歌には、万葉時代の防人の妻が夫の帰りを待つ切ない想いが綴られていた。

26年後、京都・広隆寺で香織を見かけたことをきっかけに、加奈子は親友の失踪の真相解明を始める。加奈子は高校生の娘・美郷の知恵を借りながら、博物館に所蔵された万葉集の文献をあたり、徐々に真相を組み立てていく。東京都飛鳥山、香織の故郷千葉県朝夷、京都、万葉の記憶……。それらの点と点が結ばれた時、加奈子は脳裏に万葉の里で琴を弾く香織の姿を見るのだった。

加奈子と美郷の親子に託された使命とは? ラストで驚きの真相が明かされる。
時空を超えた親友同士の約束、母娘の絆。失われた言葉の魂を現代に甦らせる感動の物語。

本文をチラ見せ!

香織が同じ文学部の親友の加奈子に見せたその回文は、彼女が昨日の朝刊に載っていた特集記事を読んでいるうちにふと浮かんだ、ある一つのイメージをもとに創作したものだった。初めての経験にもかかわらず、さほど苦労することもなく一時間ほどで完成した。出来映えも上々に思えた。
ただ、最後を〈琴の音〉としたために、最初の〈常春〉を導く枕詞を無理やり〈音の〉と創作したことは気が引けたが、回文の性格上この程度の“作為”はやむを得ないと…


今月もお楽しみに!