(さすが、横浜のNo.2のカオルくん。女性への対応が柔らかいから好かれるわ。流星の駄々っ子みたいな態度と比べると大人だなぁ……)

真由子が占い料金を支払い、真由子が何度か家族で来たことのある北京ダックが有名な店でようやく遅めのランチとなった。アラカルトで注文する時、流星の頼むメニューがいくつも真由子の頼みたいものと被った。

例えばトマトと卵の炒め物とか、やはり流星とはツインだなぁ……と真由子は実感する。横並びの流星、向かい合わせに座るカオルが注文するメニューは、特に真由子と重ならないのだから、トリプルとツインは少し違うようだ。

ランチが終わった後、3人で横並びに仲良く腕を組んで歩きながら、中華街の有名な天長門を通って行った。そしてカオルが楽しそうに言った。

「トリプル! トリプル! 俺達3人だとめちゃ楽しいよねー。もう3人で将来的に結婚しないか?」

カオルの提案にみんな大笑いした。

最高に楽しいトリプルデートの時間だったが、流星、カオル共に夕方から、次のお客様の予約が入っているので、東急線の中華街駅で解散することにした。がしかし都内に2人が向かうのを1人見送る寂しさに真由子は耐え切れず、電車に同乗して2人に付いて行った。

流星が渋谷で降り、カオルが新宿に着いて、新宿の改札でカオルに優しくハグして貰い、真由子はカオルの対応に満足して帰途についた。夜になって真由子が携帯を見ると流星からLINEが届いていた。

『真由子ちゃん、今日は横浜のカオルくんと3人でデート出来て、最高に楽しかったよ。写真もどれも写りが良くて、送ってくれて有難うね。カオルくんは、いい奴だね。俺、これからも仲良くしようって思ってるから、紹介してくれて、本当有難う』

普段は1行くらいなのに、珍しく少し長めの文章を流星は送ってきていた。

真由子も、今日の3人のスリーショットや、それぞれのツーショットを見返しながら、最高に幸せな気持ちに浸るのであった。ロングのお客様のカオルからも、合間にLINEが来ていた。

『今日は、流星くんと真由子ちゃんと3人で遊んで最高に楽しかったです。またこの3人で遊べたらいいなぁ……って思いました笑』

次回更新は1月13日(火)、20時の予定です。

 

▶この話の続きを読む
58歳の誕生日、8時間ロング枠を予約した。花束を手に現れた彼とホテルへ。1時間もしないうちにシャワーを浴び…

【イチオシ記事】男たちの群れの中、無抵抗に、人形のように揺られる少女の脚を見ていた。あの日救えなかった彼女と妹を同一視するように…

【注目記事】やはり妻はシた側だった?…死に際に発した言葉は素性の知れない「テンチョウ」