しかしながら、個人投資家の皆さんが知っておくべきことは、多くの証券会社が発表するアナリストレポートは、機関投資家向けであること、また、レーティングや目標株価の達成時期は今後12か月~18か月に設定されていることです。
しかも、レーティングは対TOPIX(東証株価指数)の相対評価、目標株価は絶対評価です。アナリストはTOPIXの予想をしません。各証券会社にストラテジスト(戦略立案の専門家)がいて、TOPIXの予想レンジをレポートで発表していますが、それをハウスビュー(証券会社の統一された投資見解)として使うことはないでしょう。
それは、ストラテジストが今後12~18か月の間にTOPIX の下落を予想している場合、アナリストの目標株価が、カバレッジ(担当銘柄)の大半の直近株価を上回る設定であることはよくあります。
TOPIXは時価総額合計を指数化しているので、アナリストが通常カバーする日経225構成銘柄の日経平均の寄与度に比べると大変低いものになりますが、弱気なストラテジストと強気なアナリストが同じ証券会社に所属していても、投資家から指摘を受けることは多くはありません。
アナリストの目標株価を信じてはいけないわけではありませんが、直近株価との乖離が大きい場合は、多くのアナリストは、今の株価が頗(すこぶ)る安いと思っている、もしくは高いと感じているという目安にしておけば十分だと思います。
アナリストが強気な銘柄をできるだけ安いところで買うために、もしくは保有した銘柄をできるだけ高いところで売るために、個人投資家が知っておいたほうがよいプロのアナリストや機関投資家の行動パターンを本書では紹介していきたいと思います。
カジュアルな言い方をすれば、プロのアクションによる株価の変動に振り回されない株式投資のノウハウを是非知っていただきたいのです。
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