5月の新連載のお知らせ
新緑が気持ちいい季節になりました!
5月は盛りだくさんでお送りします!
5月17日(土)
8時~『「子どもの幸福のための教育」を求めて』宮内藤夫
12時~『夜幻水鏡抄』堀内ナオミ
12時~『Angel Story もう一つの創世記』八百原起也
14時~『経営理論のコツがわかる 「経営を勉強しよう」と思ったら読む本』霜田眞
18時~『テクテク琵琶湖渚を一周してみたら』原田道雄
20時~『なでしこの記憶』坪井聖
21時~『おもいで語り ――片想いだらけの青春・古代逍遥』香川正
22時~『三代の光陰』大村泰
5月18日(日)
8時~『ぎんちゃんの畑と生きものたち』 黒沢賢成
12時~『メタバースで商売やってみた〜300円の商品で2000万円売り上げた話〜』 SOU367
12時~『山並みの彼方へ』 荻野敏文
14時~『持続する社会』鈴香里紗
18時~『花房藩釣り役 天下太平 天気晴朗なれど波高し』 石原しゅん
20時~『アイドルが私の短歌を推していた!? ~ミルクティー色の沼に溺れる~』すずき
21時~『親友を推してるヤバいやつの彼女』ほいっぷ
22時~『沈下橋』金原信彦
5月19日(月)
8時~『テラスの旅路Ⅰ』響乃みやこ
12時~『春の通り』汐田文香
14時~『小さな物語』たかはしこうぞう
18時~『みわがしろ 豊後府内城普請異聞』長石潔
20時~『塾、中学、高校、大学での授業経験者が語る 日本の英語教育のゆくえ』土屋進一
22時~『動きと意識』西園孝
5月20日(火)
8時~『居場所がない団塊の世代のあなた方に』 阿弥阿礼
5月26日(月)
8時~『邪馬臺国と神武天皇』牧尾一彦
12時~『漱石、シェイクスピアに挑む』佐々木英昭
14時~『涌き立つこころありて』玻璃槐
18時~『賃貸不動産経営管理士が教える 賃貸マンション・アパート管理最前線』大家護
20時~『就職活動の本質』中原勇一郎
22時~『それでもこの仕事が好き』氷上龍
5月27日(火)
8時~『あなたの知らないビートルズ』和田晋司
11時~『昭和の子』服部真
12時~『ことばの匂い』竹本祐子
14時~『1000 万円溶かした男が語る、究極の FX 論』田井仲博文
22時~『ヤモリの慟哭~武器をとるミャンマーの若者たち~』緒方樹人
5月28日(水)
8時~『日常生活の中で生きる力を育む健康づくり「一般体操」』春山文子
11時~『天界の者達』安田員壽
12時~『七つのショートしょーと』なつ野一五
14時~『ヴィクトリア朝古典主義の異端児』加藤文彦
22時~『荒野の果て』田中敏之
5月29日(木)
8時~『地球国を創る』白川欽一
11時~『この子ばっかしゃ』石田哲彌
12時~『トオル』井原淑子
14時~『大人の肩書きをもつまで』木痣間片男
22時~『神様の衣装函』徳永圀典
5月17日(土)8時~
『「子どもの幸福のための教育」を求めて』
宮内藤夫
「出すぎた杭は干される」日本の公教育に喝!
最大の教育環境となるべき教師自身が疲弊し、教育行政も機能不全に陥っている。
小中学校校長・公立幼稚園園長を歴任した著者が、現場の実情とその裏にある背景を考察し、改革に向けた活動記録をまとめた渾身のレポート!

36年間の教員生活で追い求めた「子どもの幸福のための教育」。だがその実現は程遠い。いじめや不登校の増加、深刻な教員不足、地域による教育格差……。その根底には、教育予算の少なさと、行政の‟長いものには巻かれろ主義”がある。「教育の明日を考える会」を設立し、教育活動に身を捧げる著者が、大胆な問題提起と人生を賭けた解決への覚悟を示す一冊。
本文をチラ見せ!
なぜ、日本の教育には、教育行政間の格差が大きいのか、少子化が進む一方なのにいじめや不登校が増えるのか、特別な支援を必要とする児童生徒が激増しているのか──私はこれらの問題を現役教師や校長の時代から考え続けてきました。
その一方、目の前の子どもたちへのより効果的な指導や、先生方がより生き生きと子どもたちを指導できるようにするにはどうしたらよいかが喫緊の課題であり、与えられた教育条件に目を向ける余裕はそれほどあったわけではありません。
教育現場から離れた今、教員不足や教員志願者の減少問題が深刻化し、日本の教育の未来、ひいては日本社会の未来が危うい状況になっているなか、…
5月17日(土)12時~
『夜幻水鏡抄』
堀内ナオミ
水鏡の前に立つ人型の影。その存在は何を視、何を識るのか。
そして、揺らがぬ宿命など存在し得るのか──

闇に咲く黒百合、暁に輝く紅薔薇、風に舞う桜――
時代と世界を超えた哀しみや希望を、幻想的な花々が紡ぎ出す。
さまざまな人の思いや運命を描き出した、妖しくも美しい短編集。
深い森に囲まれた由緒ある別邸。そこには、生まれつき特異な性質を持つ双子が、世間から切り離された静寂の中で育てられていた。
幼少期から心を通わせ、特別な絆で結ばれていた二人だが、成長とともに訪れる変化や、新たに配属された警護役の登場により、その関係は揺らぎはじめる。
十九歳の春、双子は美しい桜が咲き誇る中、運命的な事件に直面する。
閉ざされた空間で繰り広げられる愛憎と葛藤、そして避けられぬ悲劇の末に、二人の絆はどのような形で結実するのか──。(「満月桜舞」より)
本文をチラ見せ!
星もなく月もなく、闇夜よりもさらに暗く奥深い、屋外なのか屋内なのかさえも判断し難い密やかな静寂さ。今 認識できるのはただ「無」が「在る」ということ。
もし嗅覚があるならば、きっとペパーミントやホワイトセージ、クローブ、シナモンなど鼻をつんと刺すような香りがするだろうし、触覚があるならば、少し湿った地面とその空気をひんやりと肌に感じることだろう。
しばらくすると、この「無が在る」場所に、ぼんやり仄明るい一角が現れた。少しうつむき加減で立つ「人のような白い物影」とともに。…
5月17日(土)12時~
『Angel Story もう一つの創世記』
八百原起也
破滅の刻が迫る中、最期に待つのは救いか、さらなる絶望か――

光の神に最も近しい者と称えられた双子の大天使、ルシフェルとミカエル。
人間の守護天使として地上に降り立った矢先、闇の神の陰謀により地上世界を巻き込んだ戦争の火ぶたが切って落とされる。
神話の陰に隠された物語が明らかになる、壮大なゴシックファンタジー。
大天使ルシフェルとミカエルは、光の神の命により“最初の人間”アダムとイヴを導き守るため、地上に遣わされる。
ルシフェルはそこで出会った美しい女神と恋に落ち、婚礼の契りを交わす。
しかし、それは地上世界を光の神から奪い、我が物にしようと企む闇の神の策略だった。光と闇が衝突し繰り広げる壮絶な戦い。世界が迎える運命の行方とは。
本文をチラ見せ!
辺り一面が黄金色に輝いている。
どこまでも続く甘美な世界。
柔らかく流れる風、心地よいせせらぎの音。
すべてが眩く、すべてが安らいでいる。
私は大天使ラジエル。
美しい永遠なる天界のすべてを記する者。
すべてが美しく、優しく包み込まれる新たなる天界(地球)に私はいる。…
5月17日(土)14時~
『経営理論のコツがわかる 「経営を勉強しよう」と思ったら読む本』
霜田眞
大切なのは 「学び続けること」「笑顔になること」

42のエッセンスで、理論と実践が結びつく。 企業の経営診断からマーケティング、人事、意思決定まで。すぐに使える実践ノウハウで、あなたの会社を飛躍させる。
笑顔と対話で強みを引き出し
理想を目指す経営塾
本文をチラ見せ!
「経営を勉強したい」あるいは、「跡継ぎに経営を学ばせたい」と思い、経営に関する書籍を探すことがあると思います。しかし、なかなか実際に使えそうな本にめぐり合うことはなく、書籍やネットの山と格闘することになります。また「会社を変革したい」と思い、改革を推進しても、社内の雰囲気が悪くなる一方ということもあります。理論と実践が結び付かないのです。
この本はそういう悩める皆さんのためにと思って書いた本です。
筆者が、企業改革活動を行ったときにも悩まされました。その活動では、社員満足が先か顧客満足が先かをまず話し合いました。その結果…
5月17日(土)18時~
『テクテク琵琶湖渚を一周してみたら』
原田道雄
そうだ!琵琶湖へ行こう!

御年85歳、数年前から心臓病、最近では脳梗塞を病んでいた著者がふと正月に思いつき決行!幼いころから慣れ親しんだ琵琶湖を巡る古今の回想録。
本文をチラ見せ!
時々考えることだが私たちの世代は随分変化の激しい時代を生きてきたと思う。
1945年やっと物心のついた小学校二年生の夏に敗戦となった。今から思えばその時全てゼロに近い所から人生は始まった。
中学校は仮設に近く高校は木造でボロボロだった。
高校の時に東海道線が全線電化された。
大学は木の床で下駄をはいて走るなと注意された。
敗戦から16年たった1961年に大学を卒業し就職した。まだコンピューターは無く手回し式の機械式計算機を使っていた。
車はほとんど走っていなかった。…
5月17日(土)20時~
『なでしこの記憶』
坪井聖
少年少女を救うのは、互いを想う力と一輪の花

母を亡くし絵を描けなくなった颯斗と、“いい子”の重圧に押しつぶされたあかり。
自分らしさを取り戻すための、高校生活がはじまる――。
主人公・矢崎颯斗が病気の母のために描いたのは、花瓶に生けたなでしこの絵。母を失ってからは思い出さないように逃げてきた彼の前に、小花あかりという底抜けに明るい少女が現れた。彼女の天真爛漫さに、なぜか憎まれ口を叩いてしまう颯斗だったが、正反対の二人はだんだんとその共通点と最初の出会いに辿り着く。明るさのうらに隠されたあかりの本当の姿を、颯斗は見つけ出し救うことができるのか。
本文をチラ見せ!
このままでいいなんて、思っていない。でも、何もする気にならない。
目的もわからず、当て所なく彷徨っている。そんな感覚。中学の卒業式を迎える朝も、それは変わらない。でも、抗う術がわからない。日常は、今日も汽笛を上げる。時間は、待ってくれない。
定刻に目覚め、寒気の立つほど整然とした室内を、気のない顔で見渡す。居丈高に何かを命令したそうな鉛筆とスケッチブックが、いつもと変わらず机上に横たわっている。…
5月17日(土)21時~
『おもいで語り ――片想いだらけの青春・古代逍遥』
香川正
過去と現在、歴史と日常が交差する時を歩む。

片想いの青春を胸に、記憶と歴史をたどる旅。
過去と現在をつなぐ、心の道程。
片想いだらけの青春、生まれ育った雑司が谷、そして古代史との出会い――著者の視点は、現代と古代を結びつけ、人生の軌跡を見つめてゆく。
青春時代の甘酸っぱい記憶を振り返りながら、絆に支えられた日々を綴った回想録。
本文をチラ見せ!
高三の夏、気の合った仲間と伊豆へドライブ旅行に出かけた。友人は免許取り立てで、伊豆スカイラインではひやひやする場面もあったが、何とか下田の先の海水浴場(弓ヶ浜)にたどり着いた。高校生の貧乏旅行で、その夜は浜辺で野宿。星空がきれいだった。時おり流れ星を見かけた。ずーっと軌道を描いて夜空を横切っていったのは人工衛星の軌跡か。
この広大な宇宙の中で、人間って何とちっぽけな存在なんだろう。やたら自分がむなしくなって、何か生きた爪あとを残したい。そして、一生を共にする人と巡り合えたらと思った。…
5月17日(土)22時~
『三代の光陰』
大村泰
光と影が交錯する三代の物語

“光陰矢の如し”
三世代の家族が共に歩む日々――。
輝く未来と暗い影が織りなす人生模様を通じて、家族とは、そして親子とは何かを問いかける。
本文をチラ見せ!
抜けるような青空にマリアッチのリズムが響き渡る。緑と赤を基調にしたユニフォームを着たメキシコの応援団が陽気に踊りまくる。ソンブレロをかぶった若者がビール瓶を片手に歌い騒ぐ。太鼓と笛が盛り立てる――。WBCの準決勝、日本対メキシコ戦は試合開始の何時間も前からお祭り騒ぎだった。
二〇二三年三月二十日(現地時間)、大山諭さとる(三六)は、…
5月18日(日)8時~
『ぎんちゃんの畑と生きものたち』
黒沢賢成
畑は、小さな命が集まる場所。
農家のぎんちゃんと、生きものたちの暮らしをのぞいてみよう。

身近な自然と命に目を向ける絵本。
虫や野菜や動物たち。
自然と仲良く生きるにはどうしたらいいのかな。
生きものたちの気持ちになって、一緒に考えてみようよ。
本文をチラ見せ!
春になりました。
農家のぎんちゃんが、
畑でやさいを作りはじめています。
畑を見ながら、考えています。
「どんなやさいにしようかな」
ぎんちゃんは、おいしいやさいを
楽しみにしています。…
5月18日(日)12時~
『メタバースで商売やってみた〜300円の商品で2000万円売り上げた話〜』
SOU367
儲かる?儲からない?
……とにかく面白い!

・結局、メタバースってなに?
・ビジネスチャンス?新世界?
・興味はあるけど、何から始めればいいの?
......ほか
メタバースで物作り・商売をするための戦略が余すことなく綴られた、待望の一冊!
〈本文より〉
この本の内容ですが、ズバリ!
「実際にメタバースで商売をやってみた体験記」となります。
ただしその内容は「NFT、ブロックチェーン、仮想通貨、仮想空間の土地売買、……etc.」などではなく、顧客に一つずつ商品を売って売上を出す、「物売り」です!
市場を調査・分析し、企画を立て、チームをまとめ制作し、販売所を整え、広告戦略を立案・実行し、ユーザーに届ける。
本書では「マーケティング・プロデュース・ディレクション、……etc」の一連の流れを、自身の体験記として記していきます。
本文をチラ見せ!
この本の内容ですが、ズバリ!
「実際にメタバースで商売をやってみた体験記」となります。
ただしその内容は「NFT、ブロックチェーン、仮想通貨、仮想空間の土地売買、……etc.」などではなく、顧客に一つずつ商品を売って売上を出す、「物売り」です!
市場を調査・分析し、企画を立て、チームをまとめ制作し、販売所を整え、広告戦略を立案・実行し、ユーザーに届ける。
本書では「マーケティング・プロデュース・ディレクション、……etc.」の一連の流れを、自身の体験記として記していきます。
じつは私、大学在学中はマーケティングについて学んでいました。もちろん活動を行っていくなかで…
5月18日(日)12時~
『山並みの彼方へ』
荻野敏文
平穏な人生より、夢と冒険を。

文無しから始めたふたつの会社は、
従業員500名を擁する企業に。
地域に根差し、社会を支え続けてきた男の心の奥にある揺るぎない思いとは――
人生の真髄を説く自伝的小説
本文をチラ見せ!
関東地方の中ほどに位置する埼玉県熊谷市。ここから北に向かって約3里。国道4号線上に妻沼という町がある。この町の北を流れる利根川を境に、南側は熊谷市、北側は群馬県太田市と分かれており、埼玉県側の一番北側に位置する所が妻沼である。この町はどこにでもあるただの田舎町。以前は大里郡妻沼町と呼ばれていたが、今は合併して熊谷市妻沼となっている。
この妻沼の長井の庄は、白髪を染めて出陣したという郷土の勇将、斎藤別当実盛公のゆかりの地であり、…
5月18日(日)14時~
『持続する社会』
鈴香里紗
一億総活躍社会へ!あなたも国際人

環境問題から働き方まで、普遍的なテーマを探求し、次世代に伝えたい“持続可能”な生き方を提言する。
本文をチラ見せ!
エッセイ、随筆というのは著者の体験や感想を述べる見聞録です。吉田兼好は思っている事や考えている事を『徒然草』に記しました。清少納言は「春はあけぼのが美しいと思います」というより、「春はあけぼの」と断言する方が訴える力が大きく効果があると感じたのでしょう。
随筆は演説と似ているかもしれません。会話であれば相手の反応を見ながら「私の考えは間違っていたのかな」と思い、話し手は自分の立ち位置を確認出来ます。一方通行のエッセイではそれが出来ないのでリスクが大きいと言えるでしょう。…
5月18日(日)18時~
『花房藩釣り役 天下太平 天気晴朗なれど波高し』
石原しゅん
釣り×侍の新境地。笑いと涙の大人気シリーズ、続編登場!

あの愛され侍、天賀太平がパワーアップして戻って来た。
手にする武器は釣り竿一本!その戦いを刮目せよ!!
幕末の動乱期。
のほほんとした風貌とは裏腹に、花房藩の釣り役「天下太平」
こと天賀太平の竿先には、藩と家族を守る重大な使命が隠されていた。次々と現れる敵や陰謀を前に、釣り侍は知恵と技でどう立ち向かうのか?
笑いと緊張が交錯する、異色の時代小説!
本文をチラ見せ!
時は幕末。異国の船たちが日本の周辺を騒がせ始めた頃――
花房藩釣り役天下太平こと天賀太平は、今日も今日とて相も変らぬのほほん顔で、釣りと料理に明け暮れていた。
東海道を、桑名で折れて伊勢街道を行けば海堂藩三十三万石となり、その隣りお伊勢さんまで半日ほどのところに、花房藩五万三千石はのんびりちんまりとたたずんでいる。
花房藩釣り役天賀家は、百三十石三人扶持(ぶち)猫二匹扶持。家格としては中士となる。
5月18日(日)20時~
『アイドルが私の短歌を推していた!? ~ミルクティー色の沼に溺れる~』
すずき
pixivタイアップ「推し」×ヒミツの恋愛“推し恋”小説コンテスト 優秀賞受賞作品
短歌好きキラキラアイドル×堅実に生きるヒロイン、秘密のシンデレラストーリー

私を推しているフォロワーの正体は、超美形アイドルだった。
冴えない日々を送るOL・志乃葉。
唯一の趣味は、SNSへの短歌投稿。
気の置ける友人もおらず、いつも「いいね」やコメントをくれるフォロワーとはただのネット上の関係……のはずだったが――
「ファンでした。会いたかった!」
そう言って志乃葉の前に現れたフォロワーは、なんと人気急上昇中の超美形アイドル・詠人だった!!
近づいてはいけないはずなのに、名前を呼ばれるたび、優しさに触れるたび、ミルクティー色の髪が揺れるたび、彼に惹かれていく。
しかし、元カレとの再会、冷酷マネージャーの登場、次々起こる事件が二人に厳しい現実を突きつける。
アイドルと一般人、交わるはずのなかった二人の恋の行方は!?
本文をチラ見せ!
舞踏会から逃げ出したシンデレラは、きっとあの夜の思い出だけで、生きていけると思っていたに違いない。
たった一夜。
それが千夜続いた苦悩を消し、千一回度目の朝日に涙を流させるほど女を変えることもある。
「こんな夜を知ったら、離れるのが辛くなっちゃう」
シンデレラは舞踏会をよくもまあ逃げ出せた。
──それは女の矜持だったのだろうか。
「離れなきゃいいじゃん」
私の髪を撫でながら彼は言った。
「離れないでよ」
その声はテレビで聞く声と同じなのに、耳元で聞く声は随分と甘い響きを持っていた。
5月18日(日)21時~
『親友を推してるヤバいやつの彼女』
ほいっぷ
pixiv主催 「推し」×ヒミツの恋愛“推し恋”小説コンテスト 優秀賞受賞作品
友達思いの域を超えた、ヤバすぎる“推し活”!?
ハイスペ美男子×クラスの地味オタ、噛み合わない関係が織りなす奇妙なラブ(?)コメディ!

補習帰りにふと目にした、学年トップの秀才・西海十李の切なげな眼差し。視線の先には、彼の親友とその彼女。まさか彼女が好きなのでは?と軽い気持ちで尋ねたことが、すべての始まりだった。
「北田、俺と付き合ってくれ」
まさかの展開に戸惑う地味オタ・北田千鶴。しかし、西海の目的は恋愛ではなく、同性の親友への“推し活”だった!? ダブルデート、盗聴、ストーカーまがいの奇行……理論派ストーカー(?)と巻き込まれ体質女子の行く末は?
常識も倫理もすれ違う、カオスな青春ラブコメディ、開幕!
本文をチラ見せ!
何かきっかけがあったとすれば、アレしかない。
私、北田千鶴(きただちづる)が西海十李(さいかいとおり)と会話らしい会話をした、あのとき。
春休み中の補習の帰り。
廊下に誰かが立っているのが遠目に見えた。
西海十李。人気のない廊下に立っているだけで絵になる、容姿に恵まれた同学年の男子生徒だ。しかし、どうして彼がここにいるのだろう。学年一の秀才が、まさか補習を受けに来たわけじゃないだろう。
彼はこちらに気づく様子もなく窓の外をじっと見つめていた。その目がなんとなく気になって、私は西海の視線の先を追う。
5月18日(日)22時~
『沈下橋』
金原信彦
二転三転する展開にゆさぶられる!
驚愕必至のタイムトリップ医療ミステリー

2023WBC侍ジャパン ヘッドコーチ 白井一幸氏 推薦
圧倒的な存在感。チーム葛岡は世界一(ワールドチャンピオン)だ!
株式会社ゆめかな 代表取締役 石川尚子氏 推薦
仲間と対話し歩む主人公。泣かされました!
プロジェクトリーダーとして新薬開発を率いていた葛岡哲也は、開発最終段階で浮上した副作用の懸念から、左遷を言い渡される。
その夜自暴自棄になり泥酔した哲也が目を覚ますと、そこは自分が生まれる前の故郷・高知の沈下橋だった。
そこで出産後まもなく命を落としたはずの母と再会し、彼女を救うため現代医療で病を治そうと奔走する。
一方、現代では、競合チームが開発した新薬が、不正を隠して強引に上市されようとしていることを疑い、仲間とともに悪事を暴こうとするが――。
過去と現在、二つの時を駆け抜ける男の選択とは。
本文をチラ見せ!
行政の河川用語では「潜水橋(せんすいきょう)」が公式名称であるその橋を、土佐の高知では「沈下橋(ちんかばし)」と呼ぶ。
沈下橋は、各県で呼称は異なり、潜り橋、地獄橋、冠水橋(かんすいきょう)などとも呼ばれ、古くからわが国の河川に架けられており、その数は全国で四百を超える。
高知県では特に多く、無名の橋も含めると六十を超える沈下橋が存在する。
その床板は河川敷の土地と同じほどの高さとなっていて、水面からも近い。
台風や大雨など河川の増水時には水面下に沈んでしまうが…
5月19日(月)8時~
『テラスの旅路Ⅰ』
響乃みやこ
12歳の小説家が綴る!

崩壊した世界で、少女は真実を探す。
荒廃した未来の世界で、ロボットのナギサに育てられたティーナ。ふたりは強い絆で結ばれていた。しかしある日突然、ロケットの衝突でナギサは壊れてしまう。
生前、自身の死を予期していたナギサはティーナに手紙を遺していた。
なぜナギサは壊されたのか、なぜ世界は荒廃したのか。そしてティーナ自身の出自とは――。
全ての謎を握るのは「リベドルト」という組織だと知ったティーナは、真実を求めて旅に出る。
本文をチラ見せ!
ずっと昔の夢を見た。
今自分は、宇宙から光を抜き取ったような、真っ暗な空間にいる。真っ暗な空間には底が無くて、所々に、エラー画面が表示されているブラウン管テレビが宙に浮いている。ブラウン管テレビを積み上げて作った、上へ上へと、どこまでも続いているタワーは、光っているテレビの画面で夜の都会の様にキラキラと綺麗に見える。宙に浮いているテレビの上を走って行って、つたっていく。自分よりずっと遠く、それでもまだ目で見える、届く所。そこには…
5月19日(月)12時~
『春の通り』
汐田文香
交わったり離れたり、時に絡まったり、交差していく人の心。
はっきりとした線引きはないけれど確かに訪れる季節から季節への移ろい。
乱れることなく一定のリズムで刻まれていく、どんなときも平等で静かな時間の流れ。
確実にそこにあるけれど、手で触れることのできない形のないものたち――。
どことなく切なさを纏わせながら心に響く繊細な短編詩集。

<収録作品抜粋>
「Prelude プレリュード」
雨の匂い
庭先の金魚草たちが踊る
微かに響き合い
静寂の波の中で
音を織りなす
それは
自然の前奏曲のようで
美しくその場を漂いながら消えてゆく
ひとつ残らず
本文をチラ見せ!
「夕べ」
昨日は肌寒い夜だった
くつ下を履き
それからお茶を
床に入り
私は小さく息を吐いた
そして
彼に「おやすみ」を言った
一日のこと
思いを巡らせた
朝 目が覚めて
夕べは
小鳥たちの囀りの中に
すっかり消えてしまっていた
5月19日(月)14時~
『小さな物語
~愛いっぱい、 教育の心(HEART)を小さな物語・随筆・詩に込めて~』
たかはしこうぞう
愛が照らす、子どもたちの未来

36年間の小学校教員等、常に教育の現場に立ち続けている著者が、教育への深い愛と洞察を物語、随筆、詩で表現した一冊。
ルソーやフレーベルとの夢での対話、子どもたちとの心温まる思い出、そして教育の本質を探る哲学的考察まで、幅広い内容を収録。
教育者に求められる「愛」という普遍的なテーマを、独自の詩的感性で描き出す。
教育に携わる人はもちろん、人間の成長と可能性について考えたい全ての人に贈る作品。
本文をチラ見せ!
コウ先生は幼児教育学科の教授である。小学校教員を三十六年間務めた後に、離島の幼稚園で副園長を務めた。
ところが、幼稚園園長との心のすれ違いがあり、幼稚園時代は、わずか数ヶ月であった。これも不運であった。なぜなら、人生における不運は、これが初めてではなかったから。
人生には、不思議と不運が付き物である。その不運に負けないで、立ち上がったときに、新しい世界に出会うことができる。
一番目の不運は親を失ったときである。親孝行をしようと思ったときには、親は次の世界へ旅立った。
二番目の不運は…
5月19日(月)18時~
『みわがしろ 豊後府内城普請異聞』
長石潔
歴史の波間に埋もれた人柱伝説の真相とは?
ある姫の数奇な運命を描く歴史物語

戦国末期、日向を追われ豊後に落ち延びた名門・伊東一族。
気高く優しい心と類まれな美貌で多くの人から愛される伊東家の姫・美夜、天正遣欧使節として世界を見た兄・虎千代(マンショ)、新たな地で信仰を伝える宣教師たち――権謀術数が渦巻く戦国の世で、誰もが懸命に生きていた。
そんな折、大地震と津波で被災した豊後府内で新城建設が始まると、工事の難航を理由に人柱が求められ……。
歴史の過渡期を生きた人々の祈りと決断、そして絆の物語。
本文をチラ見せ!
遠くに幕末の跫音(きょうおん)が微(かす)かに谺(こだま)し、開明と混乱をもたらす明治の大変革の黎明(れいめい)が山の端を僅(わず)かに薄紅色に染め始めている頃、江戸では文化文政期の享楽的町人文化がその爛熟(らんじゅく)期を迎えていた。
しかし、その華やぎの裏で、外交においては、通商を求めて開国への圧力を強める北方の大国とのいざこざや、近海に出没する外国船への対応に悩まされるなど、長かった統制貿易体制に変革を迫られる兆しが表われ、国内においては、社会構造の行き詰まりに起因する諸問題の発生に苦慮するとともに、度重なる災害や疫病に疲弊する状況であった。
5月19日(月)20時~
『塾、中学、高校、大学での授業経験者が語る
日本の英語教育のゆくえ』
土屋進一
受験英語のその先へ―― 意欲と能力を引き出す英語教育を目指して

グローバル社会で戦い、AIと共存する時代に、日本の英語教育はどう進化してきたのか。
英語教師として塾から大学までの現場経験を持つ著者が、実践例を交えて30年の英語教育の変遷と未来を描く。学校のカリキュラム改革に役立つ一冊。
本文をチラ見せ!
近年、社会は目まぐるしい速度で急速に変化を遂げています。教育界における変化もまた同様であり、多くの人々がその変化に注目しています。特に英語教育は、学校関係者だけでなく、広く一般社会においても重要なトピックとして関心が高まっています。インターネットの普及により、パソコンやスマートフォンを用いて誰もがどこでも手軽に英語学習ができる時代になりました。これにより、学校の教師だけでなく、説明力に長けた一般の人々による「授業」が新たな学習リソースとしても台頭してきています。
5月19日(月)22時~
『動きと意識』
西園孝
人だけに備わる、無自覚な動きの驚異

脳や筋肉を使って人はどのように動くのか。その時、意識はどう働いているのか。コップを取る、自転車に乗る、パソコンを使うといった日常動作に隠された人体のメカニズムの不思議をひも解く。
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ふだんの生活の中で、周囲の人々を見渡してみると、ほとんどの人は何らかの動きをしている。誰かと会話をしながら手や頭、上半身を動かしている人、歩きながら頭や手を動かしている人、走っている人、何か食べながら手や頭、口を動かしている人、スマホの画面を見ながら手、指先を動かしている人など、体のいずれかの部分を動かしている。イスに座って動きが止まっていても、しばらくすると動き出して、眠っていたのかなと思われる人もいる。寝ているか、瞑想しているかなどの状況でなければ、全身がピタッと止まっている人を見つけるのは難しい。
5月20日(火)8時~
『居場所がない団塊の世代のあなた方に』
阿弥阿礼
戦後の日本を背負った、あなたの物語

復興期に生まれ、抱いた未来への希望。高度経済成長に貢献した自負と誇り。
当時の情熱をいま、忘れ去ってはいないだろうか?
主人公・幸三の目を通して、団塊世代の人々が生きた時代を克明に浮かび上がらせた一冊。
本文をチラ見せ!
この本を手に取っているあなた方は、かつて「ヤング」と呼ばれ、「ハイティーン」と称され、一世を風靡(ふうび)し、戦後の日本を復興させ、繁栄を期待され、もて囃された人々の集団であった。
思い出してほしい。
あなた方は、日本の高度経済を築き、発展させた団塊の世代のメンバーであった。今では、必ずしもあなた方が活躍した世代を引き継ぐ世代の人々から、畏敬あるいは尊敬の念を持って迎えられてはいない。
自問してほしい。
そのあなた方が…
5月26日(月)8時~
『邪馬臺国と神武天皇』
牧尾一彦
人間とは何者なのか、私たちはどう生きるべきなのか――

女王・卑弥呼が治めた国「邪馬臺国」と伝説上の王「神武天皇」。
この二つは極めて綿密な関係によって結ばれていた。
母系制から父系制への転換と、戦争との深い関係性とは。
人間の真の幸福とは…。
日本古代史をひも解くことで、人間の本質に迫る。
本文をチラ見せ!
『駅のプラットホームから、一人の子供が、線路にころげ落ち、線路上に、うずくまってしまった。折しもその駅を通過する列車が、轟音を響かせながら、駅に近づいてくる。
プラットホーム上の人々は、息をのむ。数歩を駆け出そうとする人もいる。と、一人の若者が、ひらりと線路に舞い降りた。若者が、子供をプラットホームの上に投げあげるのと、列車が若者の姿をかき消すのとが、ほとんど同時に見えた。
子供に駆け寄り、子供を抱き上げる人、止まった列車の下を、のぞき込もうとする人。プラットホームには、異様な不安と悲しみに満ちた、騒然とした緊張感が漂った。と、列車の最後尾の向こうから、若者が、ズボンの泥を払いながら、姿を見せた。どよめきと、歓声。……』
5月26日(月)12時~
『漱石、シェイクスピアに挑む』
佐々木英昭
夏目漱石研究は、出つくした。そう断ずるのは、まだ早い。

夏目漱石研究は、出つくした。そう断ずるのは、まだ早い。
作家漱石に師はなかった。しかり、シェイクスピアを除いては――。
日本語・日本文学の枠を超え、シェイクスピアとの対峙を洗い出したときに見えてくる全く新しい漱石論。
夏目漱石は、世界に先駆けた文学理論書『文学論』でシェイクスピア作品を最も多く引用しているばかりでなく、東京帝国大学での講義録やメモ・蔵書書き込みなどでもその「面白さ」を盛んに称讃・解析している。
かつそこには、作家漱石がこの文豪の手法を自作に生かそうとした形跡も探知される。
そもそも文学が「面白い」とはいかなる「事実」に由来するのか?――本書では、漱石の「批評的鑑賞」の姿勢を継承し、《シェイクスピアに向き合う漱石》の全貌を明らかにしたその先に、『こころ』など主要作品の深層を浮上させる。
知的に爽快な、生きた文学論である。佐々木英昭の頭脳は漱石と共に動く。
明治の英文学者はシェイクスピアをどう読み、作品にどう用いたか。分析の心理は鋭く、手際は鮮やか。
平川祐弘(東京大学名誉教授)
「心理学」確立以前に漱石が苦労して到達した、言わば「下意識」を表現する手法の歴史性を解明している秀書。
漱石がなぜ現代に至るまでこれほどの感動を呼ぶのかが分かる。
ソーントン不破直子(日本比較文学会会長・日本女子大学名誉教授)
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さて、一九〇六〔明治三九〕年といえば、連載二年目に入った『吾輩は猫である』に加えて四月に『坊っちやん』、九月に『草枕』が出ていよいよ「市井の匹夫とも、夏目漱石の名を知らざるものなく、彼が文名はく一世を圧せんと」していた年だが(深山巌雄「小説界の異才夏目漱石」『ハガキ文学』一九〇七年三月)、その年頭の『帝国文学』に発表された短編小説「趣味の遺伝」にこんな文章がある。寺に一夜をあかした時、庭前の一本杉の下でカツポレを踊るものがあつたらこれカツポレは非常に物凄からう。是も一種の諷語であるからだ。マクベスの門番は山寺のカツポレと全然同格である。…
5月26日(月)14時~
『涌き立つこころありて』
玻璃槐
日々の小さな幸せと、平和への切なる思いがここに。

ソーシャルワーカー、成年後見人として様々な人生と向き合ってきた著者・槐(えんじゅ)。
人々との温かな交流や、父母が残した幼き日の記録について書き綴ったエッセイ集。
終戦間際に生まれた槐(えんじゅ)は生活苦の中でも希望を捨てずに学び続け、大学卒業後はソーシャルワーカーとして働いていた。
80歳を迎える槐の胸の内には今も戦争の記憶が刻まれている。
現在の世界情勢を見て、彼女は何を思うのか――。
仕事を通して出会った人々との人情豊かなエピソードや、若き日の思い出、父母の手紙や日記などから半生を辿った一冊。
本文をチラ見せ!
高校入試は一九五九(昭和三四)年の冬であった。
槐は球技が大好きな生徒であった。泳ぎの上手な長姉や、全校マラソンで優勝した兄と、ソフトボールのキャッチャーで活躍した年子の姉たちは、ここの卒業生だ。槐の下には、次々に入学してくる弟妹たち五人が控えていたのだった。我が家は農家であったが、一九五五(昭和三〇)年、養豚の餌箱をクレゾールで消毒し、それが原因で豚が全滅した。
その後、父は東京都の準職員になれたが、給料が安くて子どもに教育を受けさせられず知事に昇給を上申したこともあり、我が家が一番苦しい時であった。…
5月26日(月)18時~
『賃貸不動産経営管理士が教える 賃貸マンション・アパート管理最前線』
大家護
住人トラブル、事故災害、殺人事件⁉

管理会社選びで運命が決まる!
著者の実体験から、賃貸管理のいろはを学ぶ。
住人から大家さんまで、全ての人に読んで欲しい1冊。
本文をチラ見せ!
実は多くの大家さんは銀行などからお金を借り、毎月ローンの返済をしながら経営をしています。それに加えて毎月の家賃の管理や集金、空室があれば家賃収入が無い、時には滞納もある。トラブルや苦情処理もしなければいけません。
そして数十年かけてようやくローンを返済し終えた時には大体、大規模修繕でまた多額の資金を用意しなければなりません。
実はアパート、マンション経営はとても大変なのです。
ではなぜマンション、アパート経営をするのでしょうか?…
5月26日(月)20時~
『就職活動の本質』
中原勇一郎
就活生の迷いを解消!

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、就職活動事情は大きく変わった。
活動範囲の限られた中でネタを絞り出し、慣れないオンライン面接に臨む学生達は自分のアピール方法に悩み、やりたいことや働くことの意義さえも見失いつつある。
そんな学生達のために、就活生と社会人をつなぐアプリ・Matcherを通じて、1年間で300人以上の学生と面談をしてきた著者が、就職活動の本質を説く。
本文をチラ見せ!
私は今年で74歳になる。同年代の友人と会うと、お互いに年をとったな、もう若くないなという話になることも少なくない。しかし一方では、人生100年時代だという広告や記事などもよく見かける。人生はいつまで続くのかは誰にも分からない。人生に必ず終わりがあることも知っている。だからこそこれからの人生をどのように考えて、どう生きるべきかを改めて考えてみたいと思う。
人生100年という期間は果たして長い期間であろうか? この問いに対しては「決して長くはないが短くもない」が回答になろうか。…
5月26日(月)22時~
『それでもこの仕事が好き』
氷上龍
笑って泣いて、現場の実態を学べる

小規模多機能居宅介護って、そもそも何?
いろんな種類があるけど、何が違うの?
どのようなスタッフが働いているの?
読みやすい解説と素敵なエピソードが満載の1冊
本文をチラ見せ!
大多数の親にとって育児は生きがいで楽しいものです。もちろん育児に悩んでいる人もいますが、介護ほどの苦しみはないと思います。
今は赤ちゃん一人に父母、父母の両親四人合計六人の愛情を一心に受けている子供も珍しくありません。育児は人間に備わっている本能ですので、なんだかんだと言っても楽しいものです。
それに比べ、親や配偶者の介護には楽しさは少なく、苦しい事が多いものです。人間には親を世話する本能はありません。しかし親は…
5月27日(火)8時~
『あなたの知らないビートルズ』
和田晋司
明かされていない伝説は、まだあった。

意外な場所でのプロデビューから華々しいアイドル時代の大騒動、そして全世界に衝撃を与えた解散とその後まで――。彼らの楽曲と軌跡を徹底解剖。
人気№1ビートルズブロガーによる待望のファンブック!
(にほんブログ村 ビートルズブログ村ランキング 2023年1月時点)
本文をチラ見せ!
ビートルズは、イギリス出身のバンドですから、ロンドンを中心に活動していました。しかし、メジャーデビュー前の下積み時代には、イギリスの北西部にあるリヴァプールという港町にあるキャヴァーン・クラブのレギュラーバンドとして演奏していたので、そこでプロデビューしたと思われがちです。しかし、実は、彼らがプロとしてデビューしたのはイギリス最北部のスコットランドだったのです。ロンドンから最も遠いフレイザーバラという街はロンドンから約1000km、日本なら東京から根室までの距離で、彼らは、そんな遠い地方でデビューしました。…
5月27日(火)11時~
『昭和の子』
服部真
現代の小学生の皆さんは、
昭和の小学生の作文を読んでなにを思いますか?

台風の日に、通りすがりの人を家の中に入れてあげたり、新幹線の線路工事中の作業員たちにぼたもちをあげたり……。
昭和33 年生まれの著者が、小学6年生で綴った作文を再編集!
親子で読みたい、心あたたまる新感覚・自叙伝。
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昭和三十三年ごろのうちの親せき一同は、子どもがいないので、非常にさびしがっていた。しかし、そこへ僕の母が「赤ちゃんが、できた」と飛びこんできた。
はじめての孫ができた母の父(おじいちゃん)は「ほう、それはよかったな、で名前は、どうするんだ」と、母のからだより名前の方を心配していたそうだ。
僕の生みの親である母は、ものごっつい(ものすごく)でっかい腹をかかえてそうじをしていたのだ。そうじなんてことをやったら、腹の中の子が死んでしまうだろうと思う人もいるだろうけど、大じょう夫。ちゃんと僕は生まれた。…
5月27日(火)12時~
『ことばの匂い』
竹本祐子
ことばは、剣にもなれば花にもなる。

翻訳家であり、愛犬家であり、酒造家であった視点をまじえて、今を生きるために必要なエッセンスを凝縮し、愛情あふれる想いを綴ったエッセイ集
未来がより明るくなることを願って、精一杯のエールを送ります。
持てる時間の中で感じたこと、それは生きていくうえで、本当に必要なものは何かということでした。葛藤と惑い、安心と苦悩、情熱と失望、行ったり来たり揺れ動く中で、自分にできることを問いつづけ、「できることはわずかである」ということに到達しました(「あとがき」より)。
本文をチラ見せ!
住宅の平均寿命は、アメリカ四十四年、イギリス七十五年、日本は二十六年だという。
基本的に石で造るか、木で造るかの違い、あるいは生活スタイルの違いがこの数字に表れている。地震があるかないかでもずいぶん違うのだろう。
二酸化炭素排出削減という観点では、住宅も新築するよりリフォームしながら住み続けるのがよいのか。しかし隙間風だらけの古い家より高気密の新築家屋のほうが、暖房効率の点では電気の消費は少なくて済む。はたしてどちらがよいのか。
5月27日(火)14時~
『1000万円溶かした男が語る、究極のFX論』
田井仲博文
必死になると損をする・・・?
始める前に知っておきたい失敗談から学ぶFXの掟

こんな人はFXに向いてないかもしれません。
・お金に執着がある
・精神的に余裕がない
・四六時中、FXに縛られるのは嫌だ
・せっかちである
・物事を客観視できない
本文をチラ見せ!
これからワタクシが主張する内容は、一個人の感想、ではありますが、同時に、これから世の中に普遍的に定着してやまないと思われる「FXの正体」と、自負して語るものであります。
なにせ、そう深く実感するまでに、ある意味1000万円費やした(溶かした)のですから(笑)。
まあ、「FXの正体」というものを、マウンティング気味に語ったところで、まだ、多くの人に普遍的に認知されるまでには、ヘタすると天動説がまかり通っていた時代から地動説が受け入れられるぐらいの年月がかかってしまうかもしれないのです。世の中とはそういうものです。やっぱりマウンティングっぽいなあ(苦笑)。…
5月27日(火)22時~
『ヤモリの慟哭~武器をとるミャンマーの若者たち~』
緒方樹人
明日が来るかもわからない日々を、生きていく。

争いが終わった先にある、明るい未来を信じて
内戦が泥沼化していくミャンマー。
雑誌記者として訪れた日本人・國分は、国の未来を担う若者が、終わらない戦いに身を投じている現状を目にする。
一人の“外国人”としてできることは何か考えさせられる、ノンフィクション小説。
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昭和十二年、神奈川県湯河原(ゆがわら)町の梅林が彩り始めたころ、國分昭佐(こくぶしょうすけ)は娘を授かった。
娘には寒中にも開花を願って梅乃(うめの)と名付けた。昭佐の故郷は福島県の棚倉(たなくら)町だった。
戊辰戦争では白河の関で一族は激しく闘ったがその後は長い冬の時代だった。やがて一族は神奈川県の真鶴(まなづる)町へ移転した。
その年の七月、北京郊外の日本軍に数発の銃弾が撃ち込まれたとして、中国と日本は全面戦争へと突入した。盧溝橋(ろこうきょう)事件である。…
5月28日(水)8時~
『日常生活の中で生きる力を育む健康づくり「一般体操」』
春山文子
子供から高齢者まで、暮らしの中に体操を!

日常動作の基本となり、健康増進に役立つ「一般体操」。
いつでもどこでも体を動かし、“健康的な生活”を続けるには?
体操選手・体育教師である著者がやさしく解説する指南書。
本文をチラ見せ!
現代の便利な生活では、動く努力を忘れたような弱いからだが気になっています。バギーに乗った乳幼児が足をぶらぶら動かしている光景、転んでも立ち上がらず助けを待つ光景、子どもも大人もモータリゼーションの環境では階段、坂道を避け、便利な交通によって歩く機会が減り、基礎となるいろいろな動きや動作が減少しています。
繰り返しの頻度も少なく、できるだけ力を必要としない、軽薄短小で強度の弱い行動を選ぶのが当たり前になっているので、私は繰り返すことで身につくからだづくりを強調したいのです。…
5月28日(水)11時~
『天界の者達』
安田員壽
ゼウス、大国主、アマテラス。彼らは皆、人間界を治める王であった。

「不思議な体験を話したる。それも信じがたい出来事だけれど――」
祖父が語ったとある”夢”の話をきっかけに、征一の数奇な運命が動き始める。
天界からの使者が神話世界へと誘うスペクタクル・ファンタジー。
天界へと繋がる不思議な力を授かった青年・征一。
人智を超越した存在との邂逅、そして彼らとの対話を経て、この世の起源に通ずる“物語”を目の当たりにする。
新進気鋭の作家が贈る、ロマンあふれる異世界ファンタジー小説。
本文をチラ見せ!
朝の静かな神宮の森、其れが歩く参道の左右に接してきている。其の森は緑が豊かで鬱蒼とした感じだ。今は朝で静かな場所だが、日曜日なのか人の数が多い。それでも、静かさは変わらない。
此の参道を拝殿の有る方へと向かって、七十五才の祖父と二十才の孫が仲良さそうに歩いている。二人は神宮に参拝に来たのではない。
七十五才の祖父はフリーランスのプロカメラマンで高井義継、孫は大学生で高井征一。義継はフリーランスだから、土、日に仕事をしたり平日を休日にして休んだり出来る。…
5月28日(水)12時~
『七つのショートしょーと』
なつ野一五
誰かが生きた証は、巡り巡って繋がれていく

人生を価値あるものにするために、どう生きるべきか。
命の大切さを描いた、生命力あふれる七つの作品集。
いつからか、我が家の庭に入れ代わり立ち代わりやって来るようになった野良猫たち。
特に「チロ」と「ユウ」と名付けた二匹の猫との出会いは、わたしに癒しを与え、生き物を愛する心を育ませてくれた。
世話をして、触れてこそ抱く深い思いを、彼らの思い出とともに語る。
――「ペットたちとわたしの物語」
本文をチラ見せ!
緑川次衛門氏は朝起きるとすぐ窓を開ける。
彼の住居は二階建てで、彼のベッドは二階にある。だからまず開けるのは二階の押し出し窓である。彼は窓を開けて室内の滞っていた空気と外気とをチェンジするのだ。そして外気を思いっきり吸い込み、たとえ昨日と変わらぬ風景であろうとあたりを見回す。
それは季節の動きを一番に感じる時だ。毎日であっても、隣家の柿の木も我が家の桃の木のさまも微妙に違っている。隣家の柿の木は我が家寄りで、それは若葉が芽吹く頃特に美しい。桃の実はやはり収穫時がいい。…
5月28日(水)14時~
『ヴィクトリア朝古典主義の異端児』
加藤文彦
ウォッツの最高傑作は「希望」ではない⁉

19世紀のイギリスの画家で、ヴィクトリア朝古典主義の四天王の一人であるジョージ・フレデリック・ウォッツ。レイトン、アルマ=タデマ、ポインターとの決定的な違いを紐解き、ウォッツの知られざる幻の名作に迫る。
本文をチラ見せ!
ウォッツは良きにつけ悪しきにつけ『希望』という題の寓意的な象徴画一点で広く愛好者を惹きつけてきた。この作品はたしかにレイトンやポインターの女性像に似て繊細な女性の肌を表現してはいるが、エロティシズムにはまったく無縁である。
しかも露出した肌は首筋から片頬に限られ、身体の大部分を鶯色(くすんだ緑褐色)の法衣のような薄布で覆っている。これはあまりにも禁欲的な造形である。裸足の足裏や足首も色香にはほど遠く、童子のあどけなさを連想させる。…
5月28日(水)22時~
『荒野の果て』
田中敏之
人生の最大の冒険は己を知ることであるという——キルケゴール

社会から疎外されて風雪の山野をさ迷った。そして、アル中の施設に収容されて11年。失われた人生を取り戻すために綴られた手記。
己のイデーを求めた旅路を振り返って、旅愁のようなその寂しさを、誰かと分かち合ってみたいと思った。
なぜというに、時の流れは余りにも空しく、すべてを消し去って、もはや語ることもないのだから。(作者)
酒に病んで、施設で過ごした日々と、そこに至る人生の全て。
本文をチラ見せ!
一九七三年の春まだ浅い頃、学生だった私は東京から長崎を旅した帰途、山陰路に入って、母の住む倉吉に立ち寄った。母はこぼれるような笑みを浮かべて私を迎え、私が一泊した翌日、別れを惜しんで、花霞に煙る打吹山の桜の園に私を誘った。
その日は春一番にも似た強い風が吹いていて、夥しい桜の花びらが流れるように風に舞い散っていた。私は母と一緒に公園のベンチに坐って、体が凍え切るまで…
5月29日(木)8時~
『地球国を創る』
白川欽一
世界中の国境をなくしてオンリーワンの国になれば、世界に平和が訪れる

地球国が誕生すれば世界は一つになり、全人類が一つの国民になります。地球上の人類は皆兄弟、戦争がなくなり、世界平和が訪れます。100年後の人類と動植物の繁栄を目指して、政治家を動かすため一緒に行動しませんか?
本文をチラ見せ!
人類誕生から400万年間の歴史を振り返れば戦争の無い平和な時代は無かったようです。そこで、地球上から戦争が途絶える平和な世界の実現を求めて100年をかけて「地球国」を創ります。
「地球国を創る」と世界は一つになり、全人類が一つの国民になります。
参考になるのが、欧州連合(EU)です。加盟国27カ国のようになればEU加盟国同士が戦う事はありません。EUの地球版、地球国を誕生させれば世界平和が訪れます。…
5月29日(木)11時~
『この子ばっかしゃ』
石田哲彌
やればできる!なんでもできる!!

誰かが否定的な意見をいうと、どこからともなくその言葉が飛び出した。
戦後の誰もが追い詰められたように突っ走り、駆け抜けた時代。
貧乏だろうが裕福だろうが、自分次第で道は開ける。
選択肢が溢れ返る今の時代を生きる私たちの目に、主人公ケンの行動力は、どのようにうつるのか。
未知なる道への一歩を踏み出すとき、勇気と焦りの狭間で揺れる人々へ捧げる物語。
本文をチラ見せ!
新宿のゴールデン街で久しぶりにバーボンをあおる。
と、カウンターの後ろに「電気ブランあります」の貼り紙が目に入った。
「おおっ! 珍しい! 電気ブランを置いとくの?」と聞くと、「最近、昔を思い出して、〈電気ブランあるか?〉と聞かれるので、置いておくんですよ」とマスター。
「懐かしい。私も貰おう」
その時に隣で飲んでいた青年の一人が「先輩も学連ですか?」と声をかけてきた。
「学連か、懐かしいな、その言葉」と答えると、「聞かせてほしいんですよ…」と…
5月29日(木)12時~
『トオル』
井原淑子
息子の臓器が狙われる!

平成が始まった頃、浪人生のトオルは犬の散歩中に、バイク事故に巻き込まれ、頭部に重傷を負い病院に救急搬送された。母まさ子は夫とともに病院にかけつける。一命をとりとめたトオルだったが、動くことはおろか、喉にカテーテルがつながれ話すこともできない。
相部屋の青年がなくなり、半狂乱になった彼の母親は「臓器をうばうために息子は殺された」とまさ子に訴える。「トオル君もきっと」と。
不衛生な病室、不自然な医師や看護師の態度。トオルも殺されるのではないか!? まさ子の不安は募る……。
本文をチラ見せ!
そよ風が頰を撫でていった。目を開けると、細くたおやかな薄緑色の茎が、風に靡いて揺れている。その向こうには青空。
(ここは、どこ?)
仰向けで、草木が覆う地面に横たわったようだ。立ち上がると、今度はピンクの花々が目に入った。
(コスモス!)
一面のコスモス畑。まるでピンクの絨毯だ。赤紫や白い花も所々に見える。
まさ子はズンズンと走った。
走りながら思った。
(ここに来たことがある……)
そうだ、少女の頃、背丈がうもれるほどのコスモスをかきわけて走ったことがあった。
5月29日(木)14時~
『大人の肩書きをもつまで』
木痣間片男
僕のそばにはいつも
聡明な女性たちがいてくれた

あわい初恋の記憶、少年時代。
バンドに夢中になった医学部時代。
多忙ながらも充実した研修医時代。
青春真っ只中の90年代を綴った、医師で作家でもある著者初の自伝的エッセイ。
“人と出会うことは不確定であり、ときに不条理な結果を生むこともある。
それでもやっぱり、奇跡的な確率でめぐり合った人には一定の敬意を評したいし、そのなかでもここに紹介してきた人たちに対しては感謝しかない。
こうして1人1人を想い出しその内実を語ることは、やはり僕にとって無駄ではなかった”(あとがきより)
本文をチラ見せ!
僕にとっての幼いころの夢はいったい何だったろうか?
野球の選手でも宇宙飛行士でもない。もちろん医者でもなかった。古い記憶をたどってみると、小学校の卒業文集に〝建築士〟と書いた記憶がある。あえていうならちょっと図工が好きだったから、その場で思い付いた職種を書いたのだろう。誰にでもあった幼いころの夢......、あるのが当たり前とされた素敵な夢......、でも僕にはなかった。…
5月29日(木)22時~
『神様の衣装函』
徳永圀典
日本の四季の美しさは、まるでこの世の極楽のよう

田園も家並みも桜並木も、どこを見渡しても簡素に整えられた国土に生まれた自覚と感謝の気持ちを持とう——。
91 歳の著者の目に映る、我が国の自然と国民性の素晴らしさを追体験し、日本の未来について考えたくなる一冊。
本文をチラ見せ!
旅についての見聞は神様の衣装から始めよう。神様の衣装のような風景は東北から語りたい。秋の十和田湖上とか発荷峠から見る周囲の絢爛豪華の錦秋は神様の衣装というしか表現を知らない。八甲田のブナの紅葉樹林の中で死ねたら私は本望である。ここは神様のしとねではなかろうか。紅葉は滅びの美という人もいるが、私にはこの世の極楽に思える。…
今月もお楽しみに!