小説 ビジネス 絵本・漫画 漫画 探偵 エンターテインメント 2025.02.25 【マンガ】信じたいわ……信頼したい恋人に対し彼女の父が放った言葉とは フェイス⑤ 【第9回】 ゆきもり りょう 探偵漫画『フェイス』シリーズ、待望の第5巻! この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 私立探偵のジムは、依頼された浮気調査をきっかけにとんでもない事件に巻き込まれる。ジムにまつわる悪質なゴシップが世間を賑わせる中、恋人のジェニーは彼を信じ続けることができるのか––。※本記事は、ゆきもりりょう氏の書籍『フェイス⑤』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 フェイス⑤
小説 『約束のアンブレラ』 【第3回】 由野 寿和 なぜこの場所にいたのか…ずぶ濡れだった少女の靴についた泥の一部は乾きかけていた 「遺体は三十代半ばの女性。薬指には婚約指輪だ。三ヶ月前の九月三十日に失踪した久原真波(くはらまなみ)に酷似している」「にしても失踪届が親族から出されたのは三ヶ月も前です。遺体の腐敗は進んでいるのではありませんか?」「理由は三つある。あの傾斜は地面から二メートル近い場所にあった。地中深くに埋めることで微生物などの影響を軽減し腐敗が遅れた。そして低温環境だ。冬という季節に加えて、この藤山は高山地帯と…
小説 『海のように深く、大地のように温かい』 【第9回】 天馬 ときわ 「魚がさばけへんでも経営くらいできる、魚は生臭いから嫌」…店主の一人息子は、嫌々仕事をしとる。俺に物言われるのが嫌そうや。 「大将がトイレに行ってる間にちょっと用事を思い出したとか言うて、シンさんどっか行ってしまいました」とハルの隣で魚をさばいているシゲルが呆れた声で応えた。シゲルはハルが結婚した次の年に高校を卒業して店にやってきた。魚が大好物のシゲルは好きこそものの上手でどんどん腕を上げていき、今ではハルが一番頼りにしている従業員だ。働き出して10年が経ち、シンより2歳上の28歳だ。「大学では勉強は教えてくれても魚…