【前回の記事を読む】「すべての命に限りあるなら大切な命を何に使うのでしょう?」
打出の小槌はほんとうは言葉
願望実現を成功させるには、「思っているより言葉が先である」と言われています。
本当は欲しいのに、欲しいもののことを言葉にしないで、欲しくないもののことをあれこれ言葉にしていることが多いようです。
そこで登場するのが打出の小槌。打てば自分の好きなものが何でも出るという不思議な小槌です。
七福神の一、大黒天は、右手に打出の小槌を持ち、白ねずみを従え大きな袋を負い米俵を踏まえています。
大黒天のそばに仲よくよりそい、えびす顔で額に収まっているのが、恵比須。鯛を釣り上げ、漁業商業の守護神として信仰されています。注目するのは、十日戎で、「商売繁盛笹持ってこい!」とくり返しくり返し何回も同じ言葉をアファメーションしていることです。
また、おもしろいのは、大黒天、恵比須のようにニコニコ笑顔と言葉がセットであることです。願望実現が成功するのは、回数を多く唱えることで言霊という不思議な霊力となり、現象を引き寄せるからです。願望実現は、決して夢ではないのです。