4歳で保育園に入るも、本ばかり読んで皆と同じ事が出来ず私は育児に悩んだ。保育園、小学校、中学校とも、まわりとなじめず、浮いた存在だったらしい。だが小5だけは違った。放課後同級生が帰るのを待って先生と毎日話をしていたという。 この「妖精リルル」はその頃書いた物。(中略)入退院を繰り返しながら、パソコンで多数の小説や詩を書いていた。娘は自分で自分の治療法を心得ていたように思う。(「娘・葉奈子のこと、私の絵のこと」より)