雪女とオフィーリア、そしてクローディアス
出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
発行年月:2019年8月30日
ISBN 9784344923805
判型 4 - 6
・
325ページ
価格1,200円+税
「演劇のもつドラマ性とクラシック音楽の表現力、歌唱による日本語の美しさと演技の魅力を広く知ってほしい!」
日本語によるオペラの愛好者でない人でも楽しく読めるように、雪女の伝説とシェイクスピアの代表作『ハムレット』を素材としている。脚本と楽譜と上演記録を掲載した一冊。
上演の再現として、作曲家の言葉・舞台写真・客席からの声を、さらに掲載作品に関する論評と「東京ミニオペラカンパニー」というオペラユニットの紹介も掲載している。
東京ミニオペラカンパニー公演の
vol.1『悲戀~ハムレットとオフィーリア』、vol.2『雪女の恋』上演全記録、
プラス新作書き下ろし脚本『クローディアスなのか、ガートルードなのか』所載。
脚本(全3篇)と楽譜(上演作品より各5曲)、初演資料(指揮者・演出家・脚本家の言葉/客席からの声/舞台写真/上演記録)、作曲家の言葉、出演者の言葉、論評、プロデューサーの言葉などを収録。
目次
- はじめに 佐野語郎
- 第1章 脚本
- 小歌劇『悲戀~ハムレットとオフィーリア』
- 歌劇『雪女の恋』
- 喜歌劇『クローディアスなのか、ガートルードなのか』
- 作品解説 佐野語郎
- 第2章 上演
- 東京ミニオペラカンパニーvol.1
- 『悲戀~ハムレットとオフィーリア』一幕
- 上演記録
- 作曲家の言葉 水沼寿和
- ❖プログラムから
- 音楽演劇『オフィーリアのかけら』から
- ミニオペラ『悲恋~ハムレットとオフィーリア』へ 森 佳子
- ❖客席からの声
- 公演当日アンケートより
- 東京ミニオペラカンパニーvol.2
- 『雪女の恋』二幕
- 上演記録
- 作曲家の言葉 鳥井俊之
- ❖プログラムから
- 新作オペラ『雪女の恋』―演出の仕事 十川 稔
- 静寂の中から聞こえる音~『雪女の恋』初演に寄せて 佐藤宏充
- 新作オペラ『雪女の恋』―脚本・詞 佐野語郎
- ❖客席からの声
- 『雪女の恋』の不思議な融和的空間について 北山研二
- 公演後に寄せられたメールより
- 第3章 東京ミニオペラカンパニーの仕事
- ❖プロデューサーの言葉
- 東京ミニオペラカンパニーの誕生 佐野語郎
- ❖出演者の言葉
- 『雪女の恋』~心動くドラマを伝えること 宮部小牧
- 佐野さんと作ったオペラ 藪内俊弥
- 『雪女の恋』という旅 加賀ひとみ
- 幸せな時間 布施雅也
- ❖総論1
- 『雪女の恋』から
- 『クローディアスなのか、ガートルードなのか』へ 森 佳子
- ❖総論2
- 喜歌劇『クローディアスなのか、ガートルードなのか』の
- 重層的構造について 安田比呂志
- あとがきに代えて 佐野語郎
- <巻末付録 楽譜>
- 『悲戀~ハムレットとオフィーリア』より 作曲=水沼寿和
- 『雪女の恋』より 作曲=鳥井俊之