生命の崇高と人体構造の神秘を描き切る傑作
ほぼ100日、約3カ月におよぶ正統解剖学実習。死者と向き合う日々のなかで、医学生たちの人生も揺れ動いていく。目の前に横たわる遺体(ライヘ)は何を語るのか。過去の、そして未来の死者たちへ捧ぐ、医療小説の極致。
※2020年10月21日発行(第1刷)「正統解剖」にて誤った記載がございました。下記の通り訂正し、関係各位、読者のみなさまに深くお詫び申し上げます。
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(誤)甲状腺と気管を調べる。甲状腺は機能低下でバセドー病を起こすことで、家庭医学でも有名だ。ライへでは…
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(正)甲状腺と気管を調べる。甲状腺は機能亢進してバセドー病を起こすことで、家庭医学でも有名だ。一方、機能低下症のうちの一つで、自己免疫の異常による慢性甲状腺炎を橋本病という。ライへでは…